ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第69回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は「実家の断捨離を振り返る–検証編−」です

再度結論から

「すべて 廃棄処分できる」 というのが 結論です 

まず この結論は わたしの経験から導いていることを お伝えします

実家に残した 荷物 2022年4月23日(土)の日経新聞の特集記事では 3つに分類して整理 処分を考える という 主旨でした (1)実家で使うもの (2)思い出の詰まったもの (3)それ以外 の3つです

実家で使うものの処分

ひとつめ 「実家で使うもの」 これは 普段自宅でも使うものでしょう 使い慣れたもの 着慣れたもの 数日の滞在なら 手荷物に入れるか 都度宅配便などで 送っておけばよいでしょう 

実家を2拠点目にして 行き来しているのでなければ 年に数回の使用 歯ブラシ パジャマなど 実家はホテルではありませんから 迷惑です 処分しましょう

思い出の詰まったもの

ふたつめ「思い出の詰まったもの」 これもすべて処分できます ものには思い出など 詰まっていません これが真実だと思います 思い出は 親兄弟や ひととのコミュケーションの中で 頭の中や 心に 詰まっているものです

卒業アルバム 家族で撮った写真をとじた立派な表紙のアルバム バンド活動していた時の楽器 部活で使ったシューズ スポーツ用具 全て 処分です

それ以外

みっつめの「それ以外」は 譲渡 売却せずに 全て廃棄処分です 業者に頼んでもよいと思います

なぜ 譲渡 売却をしないか というと 今まで「他人が欲しがらなかったもの」だからです 欲しいひとは そのひとがアンテナをたてお宝探しセンサーで すでに 見つけて自分のものにしているはずです と思いましょう

実際に売却しても 二束三文です 手間賃にもなりません 

それでも売れれば 何もしないで捨てたという 自己嫌悪から逃れる言い訳にはなると思いますが

お金とかける時間をハカリにかけて 可能ならば業者に頼むのが おすすめです

業者さんは 「遺品整理」や「特殊清掃」の看板をかかげているところを 今なら ネットでいくつもの会社が見つかります そして 実際に来てもらって 相見積もりを取りましょう

なぜ 実際に来てもらうのかというと トラック1台いくらという料金設定の中で 家具や 家電 食器など 買い取ってくれるものが あれば 値引きになるからです

空き家の荷物を処分する

わたしの場合 両親が存命の時に 荷物の片付けが できなかったため 他界した後空き家になってしまいました 

実家の片付けを ひとりでおこないましたが 東京在住のため 関西の実家には 仕事の休みを利用して 何回かの行き来が 必要と算段しました

まず 書籍の処分 レンタカーを借り 行政の清掃工場に持ち込みました 本棚3台が廊下の半分を占めていて 奥から大きな物が持ち出せなかったからです 

書籍の処分は 無料でしたが レンタカー代が1万円ほどかかっています 運びやすいようにひもでくくり 本棚を分解して 空いている部屋に移しました 

その後 押し入れ 収納棚 衣装ダンスの 全ての衣類に取り掛かりました 父のまだ着ることのできるジャケットなども いくつかありました 

ツマから実家のものは 自宅に持ち帰らないようにと 釘を刺されていましたので 全て廃棄処分するつもりで これも紐で束ねました

ここまでは 全て 自分でやるつもりでしたが ふと 馬鹿馬鹿しくなりました 

業者に頼む

母の嫁入りの家具が 中を空にしたのに 重くてひとりでは 動かせなかったとき これから 何日 休みを利用し 自分の時間を使って 交通費をかけ 行き来しなければいけないのだろうか と気が滅入りました

業者に頼もう と 思いました

わたしの実家の場合 わたし自身の荷物だけでなく 両親と 妹の分までありました それに加えて 庭のガラクタや 物置の父の日曜大工などの道具類 

さらに わたしたち子の世代と孫たちが いつか帰ってきて過ごす場所とし 家具などを入れ込んでいた はなれをリフォームした平屋の荷物もあって 「特殊清掃」業者に支払った金額は約70万円でした

相見積もりをとって 安くて良心的と思われる 業者を選んで作業をしてもらって かかった費用です 当時 コロナが流行りだした頃でした 

引き取られた家具や家電類は 本来の東南アジアなどへの 売却のルートがストップし 倉庫に入りきらない状況で 買取価格は渋られました

アルバムはどうするの

作業は3日間かかりました 最終日に立ち会いました きれいにものがなくなった かって居間だった場所に 平積みにしたアルバムが数冊ありました

写真類は 溶解処分するため 後で欲しかったのがあったと言われても 返却は不可能なので いまいちど確認お願いします と言われました

しかし ひとつも開いてみることをせずに 処分をお願いしました もちろん 見ると懐かしい思い出が よみがえってきたでしょう ゆえに 見て確認するとキリがありません

思いは未来にはせた方が 正しいと思いました まだ わたしの人生は先が長いのです

振り返って

報道やSNSで実家や 親の住まいの片付けに 悩みを抱える話を 見聞きするにつれ わたしのとった決断は あながち間違っては いなかったと思うのです

未来を生きようとするならば 手元にあるものを含めて モノは全て過去の行いが物質化したものに過ぎません 

今必要なもの以外 廃棄処分しても 後から困ることは少ないと思いました

実家の荷物の処分のことは 以前にいちどお話ししたことがあり 重複する部分もありましたが この度の新聞記事を読んで 改めて検証してみました

今回は以上です

ノボルでした

コメント

タイトルとURLをコピーしました