ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第158回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その13) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の第3章が始まります 見出しはズバリ「60歳にちょうどいい平屋『60(ロクマル)ハウス』へようこそ」です

わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています

建築家の湯山重明さんと同世代のわたしが考えたことに どこか共通した項目があるのではと 氏の本をテキストに 小さいおうち(タイニーハウス)を検証しています

「60ハウス」のイメージとは

「60歳で家を建てる」第3章の冒頭で 湯山氏が詩で「60ハウス」をイメージされていますので そのまま書き出したいと思います

みどりの芝生の上から空を見上げれば

青い空にゆったり流れる白い雲

木陰の下では孫がハンモックと格闘するかのように戯れ

寄り添い 飛び回る愛犬

その光景に目を細めながら

テラスのロッキングチェアで読書をしている・・・・

60歳のカップルが新しいライフスタイルを始められる平屋建ての家−それが「60(ロクマル)ハウス」だ アメリカの郊外の家 北海道の牧場が似合うような家をイメージ

ちょっと背が高い平屋 昭和の平屋とは一味違う ちょっとお洒落(ママ)な平屋である 特徴的な三角屋根が街並みにシンボリックに語りかける (中略)

ローコストな設計で ゆとりができた資金をその後の人生に充てる 豪華さを省き必要十分な仕様

《60ハウスの特徴》

・年を取っても生活が楽な平屋である

・ある程度の広さの庭がある

・自宅にいながらヴァカンス気分に浸れる開放感がある

・夫婦ふたりがプライベートを保って快適に暮らせる

・本体価格が1000万円台前半に収まる

ノボルの視点(N’s POV)から

クルマにたとえれば 湯山氏の提唱する「60ハウス」が BMWが販売するMINIシリーズのカントリー(5ドアワゴン)

ゆとりのある敷地の中に アメリカの文化を意識したお洒落な三角屋根の平屋

一方 小さいおうち(タイニーハウス)をクルマにたとえれば カスタムショップで外装をレトロ風に架装した国産軽バンか 初期のスズキワゴンR かダイハツタント(これも初代の)

ひとが狭くて敬遠するほどの小さい土地に 可愛いをコンセプトに建てたギャレット屋根の小さいおうち 実は2階もあって ウッドデッキもあって 庭も小さいけどあるよ

小さいおうちの2階は寝室です 階段下がトイレです 夜中にトイレに起きてもすぐです

もし 階段の上り下りができないくらいに 体力がなくなったら 1階で寝食を共にすればよいと思っています

小さいおうち(タイニーハウス)にも2m✖️5mほどの 庭があります 芝でも植えようかなと考えています

わたしにとって 東北の地は 司馬遼太郎のゆーところの「北のまほろば」です 気候の暖かい時は ウッドデッキに座って庭を眺め 雪の降る寒い季節は 部屋から雪化粧を楽しみたいと思っています

小さいおうち(タイニーハウス)には個室はありません それぞれが別々のことをするときは ひとりは1階に ひとりは2階で よいと思います 現在でもそうしています 

またイメージとしては 「かさ地蔵」の話にでてくる おじいさん おばあさんのような おたがいを労わりながら 睦まじく暮らしていきたいです

余談ですが わたしも建築士のYTさんにすすめられて ハンモックをウッドデッキで使用するつもりでいます

小さいおうちは さらに経済的

2階にして天窓(スカイライト)やドーマーを作ったり お風呂を大きく(1坪タイプ)にしたりウッドデッキを広くして下屋を大きくしたりしたので 最終的に本体は1,100万円を超えました

はしご式のロフト(室内高1.4m以下)にして お風呂を0.75坪タイプやシャワールームのみにしたり ウッドデッキを作らなかったりすると タイニーハウスは本体7〜800万円ぐらいで建てることができると思います

また床面積が 少なくてすむので 大きな庭を望まなければ 20〜25坪(80平米ほど)あればタイニーハウスは建ちます その分坪単価はともかく土地購入金額は少なくて済みます

今回は以上です

ノボルでした

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