シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その25) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の後半になります 第5章「建築家が教える家づくりに役立つコラム」からです 項目数が多いので 数回にわたりお話ししています
わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 2022年も8月に入りました 今月はいよいよ引っ越しです ただ今絶賛準備中!です
今回は 天井が少し高いだけでリッチな気分 他 です
天井が高いと気分がいい
天井が高いと 視界に天井が入りにくいので圧迫感を感じない ホテルのロビーやレストランのよーです
日本家屋の一般的な天井高は2400mm 最近では2500mmが主流になってきたとゆー 日本人の体格が大きくなったからだそーです
60ハウスでは 開放感を重視して3000mmにしていると湯山氏
建築基準法の規定では 「居室」の天井高は2100mm以上と定めれれています
この規定や材料の規格の関係で2400mmの天井高が一般的なのだそーです
天井を吹き抜けにすると さらに解放感がましそーですが すると天井高は6メートル近くになり 照明器具 窓のメンテナンス 冷暖房効率 耐震性の確保 などに問題が生じる懸念がある とゆーことです
湯山氏によると 1.7メートルの脚立ひとつあれば 天井のメンテナンスも可能な高さを考えた結論が3.0〜3.5mだったといいます
天井高が3メートルあれば6帖の部屋でも実際以上に広く感じられ さらに天井近くに窓を設ければ太陽の光が部屋の奥まで差し込む まるで屋外感覚の開放的な空間になると 天井を高くすることを推奨されています
⇦ 東北の小さいおうち(タイニーハウス)も天井を高くして実際以上に広く感じたり 開放感を醸し出したり 高い位置の窓からの採光によって部屋を明るくしています
天井高は4メートル以上あります
もともと乗用車のコンパクトクラスや軽自動車が取り入れていた手法で 決められた投影面積の中で広々とした車内にするには 車高を高くすれば解決します その分重心が高くなったり 空力抵抗が増えて 運動性能に難が出てきますが 家族向けなら問題なしです
一般に「タイニーハウス」になると コンテナハウスや タイニーハウスの代名詞ともいえるトレーラーハウスでさえ 天井が高いことをアピールしたりはしません やはりトラックの荷台に乗せて移動するための規格や利便性を考えると 高くできないのでしょう
田舎の土地に建てるなら
一概に田舎といっても 都市部や市街地も存在するのですが 湯山氏のゆー「田舎」とは田園地帯を指しています
そんな田舎には 掟のような慣習が残っているので 自分に合うか体験するために 使っていない民家などを借りて数年住んでみてはどーか と湯山氏は提案します
相互扶助の社会において一緒に汗をかくことができるか また自然環境もカエルの鳴き声や虫などが我慢できるかどうか
田舎が気に入って移住を決意したら 広い土地を生かして平屋にするのがよいそーです
屋根には太陽光発電パネルを取り付け 天井は高く軒先は長く深くし「夏をもって旨とすべし」の設計にするといいとのこと 吉田兼好の「家のつくりは夏をもって旨とすべし」の格言ですね
玄関は引き分け扉で 土間を作り アースカラーのタイルを貼って 式台の代わりにベンチを置く 玄関の土間から直接台所に行けるようにする と具体的な提案もされています
⇦ まるで いつかみた田舎の農家のよーな 田園地帯の原風景のよーです
東北の小さいおうち(タイニーハウス)は 地方都市の市街地のはずれの小さい土地に建てました 周りは住宅街で農家は見渡しても 見ることはできません しかし田舎は田舎 東京都心部とは 街といえども違いが大きすぎます
今回は以上です
ノボルでした
コメント