シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その33) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の後半になります 第6章「実際に建てるには」です
わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 2022年も8月に入りました 今月はいよいよ引っ越しです ただ今絶賛準備中!です
そして今回は 計画から建つまでの流れ《パワービルダーに依頼する場合》からです
まずその前に 日本経済新聞2022年(令和4年)7月20日(金曜日)の住宅特集(広告)記事「木が持つ力 人に社会に恩恵大きく」からです
脱炭素の法律
建築分野でのCO2排出削減対策として木造建築が注目されているそーです
2021年10月「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されました
これは「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」を改正したもので 対象を建築物一般に拡大しました
SDGsな建築材料
木造建築は鉄筋やコンクリートでつくる建築物と比較して 製造時 加工時 建築時を通してCO2排出量が少なく かつ植林することで再生産が可能な資源です
植林 生育 収穫 加工と森林サイクルを適正に循環させることで 地域経済の活性化やさまざまなSDGs(持続可能な開発目標)に貢献することができるといいます
木造住宅を選ぶ
木造建築は古来日本では人々の暮らしと共にありました
2019年度の内閣府による「森林と生活に関する世論調査」で 73.6%が木造住宅を志向し 89%の人が「建物や製品に木材を利用すべきと考える」と回答していました
木材の利用に価値を見出していることがわかります
木造住宅の工法 ①木造軸組工法
木造軸組工法は日本の伝統的な工法で在来工法ともいわれます 柱と梁で骨組みをつくって筋かいを入れて補強を行います
木造軸組工法のメリットは柱の位置などをある程度自由に設定できるので 間取りやデザインの自由度が高いことだそーです 窓など開口部も比較的自由に取れるとゆーことです
木造住宅の工法 ②枠組壁工法(ツーバイフォー ツーバイシックス工法)
枠組壁工法は2インチ×4インチまたは6インチの木材で枠組みをつくって構造用面材を接合し壁面 床板 天井を組み立て 建物を支える工法です このためツーバイフォー ツーバイシックス工法とも呼ばれます
枠組壁工法のメリットは建物を面で支えるので耐震性が高く気密性 断熱性 遮音性を保ちやすいこと 規格化しやすいので品質にばらつきが少ないこと だそーです
以上 日本経済新聞の住宅広告特集記事からでした
計画から建つまでの流れ《パワービルダーに依頼する場合》
前回までは湯山重行さんの著書「60歳で家を建てる」第6章 実際に建てるには から建築家に依頼した場合のお話を読んでいきました
今回は 60ハウスを実際に建てるにあたってパワービルダーに依頼した場合の流れについてです
まずパワービルダーとはいわばハウスメーカーの地方版で 県や地方の単位を対象とした建て売り住宅を大量供給している建築会社を指すことが多いそーです
そこに60ハウスを「60歳で家を建てる」の本書のとおり そのまま建ててほしいとゆー要望でこの本を持って工務店に飛びこんでしまっても 間取りや構造がシンプルなので 十分要望に応えてくれるでしょう と著者の湯山さんは述べています
本のままに建てるのだから 見積もりもすぐ始められ 図面がまとまれば建築確認申請書を提出でき 話がはやいはずとゆーことです
見積もりから引き渡しまで 合計6ヶ月あれば建てることができるとのことです(2016年時点)
建築確認申請は 工務店の下請けである許認可業務専門の建築設計事務所がやってくれるそーです
⇦ クライアントとなる施主側からしてみれば 依頼先が建築家さんにしても工務店さんにしても 「こんなの建てたい」といった思いが 図面に落とし込めれば話が進みやすいとゆーことを理解しておけばよいのですね
YTさんに依頼して東北に建てた小さいおうち(タイニーハウス)は 前述の「木造軸組工法」でしたよ
とゆーわけで 今回は以上です
次回 「60歳で家を建てる」第6章から『地鎮祭をやってみよう』他です
ノボルでした
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