わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています
このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます
興味のある方は このページに遊びにきてくださいね
今回は「かいわれのもやしっこ ほか」 です
クローバーの群生
前回 天才のチェス少年の映画のお話をして ふと世に現れる「天才」って 「四つ葉のクローバー」のようなものだろうか とふと思いました
今回のアイキャッチ画像は 近所の敷地にできた クローバーの群生です
ここの住人が 人為的にタネをまいて この景色を作りました この中にも「四葉のクローバー」がまぎれているのかな いるはずだよね〜 と思いながら ひとさまの敷地なので 横目に通り過ぎるだけなのですが
現在少し旬を過ぎたのか 全体が疲れたようで 虫食いが発生していたりで あまり元気な群生には見えないのですが 少し前までは 全体が青々として クローバー畑というような光景でした
生き物を育てよう
小学生3年生ぐらいに日本語の授業を行っていた時のこと 日本語の授業といえども テーマが生き物だったので 植物を育ててみようということをしたいと思いました
「かいわれだいこん」のタネを買ってきて 3粒ほどずつ生徒に配って 紙コップにティッシュを湿らせて 紙コップの底に タネを置けばいずれ芽が出て かいわれが育ってくるでしょうという目論見でした
子どもたちも 芽が出るのを楽しみに 待ちました
ところが 芽が出るものがあっても もやしのように というか まるで糸のように細いのが ヒョロヒョロっと伸びてくるだけ
なかには 芽が出ず腐ってしまうものもあり ひとつたりとも ちゃんと芽が出て かいわれだいこんの姿になったものは ありませんでした
子どもたちは がっかり 大失敗でした
なぜだ
ところが 子どもたちに配った かいわれだいこんの種は 3個ずつだったので 買った袋には大量にタネが残っていました うちに持ち帰って 同じように ペットボトルの底を切って 残りのタネを半ばやけに 湿ったティッシュの上に 放置しておきました
すると 次の日には ほぼ全てのタネから芽が出てき その後競うように それぞれの芽が伸びて かいわれだいこんに 育っていたのでした
気づきました 子どもたちに3粒ずつ配ったのが 間違いだったことを
例えば ひとり20個ぐらいずつ 配って 紙コップの底に敷き詰めるように タネをまけば それらは競って芽を出して われもわれもと伸びっていったことだったでしょう
それを ひとつひとつの成長がよくわかるようにと 3粒ずつしか配らなかったので それぞれの種は危機感なく たとえ芽を出しても もやしっ子のような伸び方しかしなかったのです
生存競争
わたしは 子どものころから ひととくらべられるのが好きでなく なにか面白いものを見つけても 点数をつけたり 速さを競ったりされると いやになって興味がなくなりました
かいわれが 芽を出して伸びていくのは かいわれたちが面白がって やってるのではなく 生き残るために競って育っていくのでしょうが 結果的に健全な群生ができて全体にも良い結果?が生まれます このあとつまれて食べられてしまうんですけどね
これは競争して強くなって また集団としても群生を築き丈夫な密生を形造る
植物の種類で生存のための戦略は それぞれ違うのでしょうけれど かいわれだいこんに関していえば そーゆーことなのでしょうね
で はたして かいわれくんたちは 何を競争していたのでしょうか いえ これを生存競争と呼んでよいのでしょうか
これを ひとに当てはめたら 通用するのでしょうか
生まれた時から 競争して その結果「個」としても「集団」としても強くなれる 競争をしないで 少数で伸び伸び育てても 強くもなれないし 社会性も育たない 「ほら かいわれくんたちでさえ そうでしょう」
この理屈 あってますか
わたしは 違うと思うんですね〜
でも 今回は以上です
ノボルでした
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