ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第98回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は「ボビー フィッシャーを探して」です

チェス

チェス知ってますか わたしはほとんど知りません で なんで「トップ ガン」を観るつもりが チェスの映画を見ることになってしまったのか

「ボビー フィッシャーを探して」(1994年 アメリカ)をNetflixで観ました 

何せ1994年です 古い映画です 登場人物は7歳の天才チェス少年の母親役 ジョアン アレン と ストリート チェス ハスラー役のローレンス フィッシュバーンぐらいしかわかりませんでした 

あとから名前ぐらいしか知らなかった ベン キングスレーが 少年のチェス コーチ役だったとわかったぐらいでした

それくらい 全く狙って観た映画ではなかったのに いい映画でした

親として

ツマとお散歩で出かけた 二子玉川のライズで5月27日公開の「トップ ガン/マーベリック」の予告が流れていたので 観たい? 観たい となって じゃ前作復習しとかなきゃねえ〜 となりました

帰って Netflixで「トップ ガン」を検索すると ご覧になることはできません と丁寧にお断りされました 代わりにいかがですかと 「アウトロー」などトム クルーズ主演作をお勧めしてきましたが ツマはだったら別に トムじゃなくても 他でいいよ〜

でたまたま ちょっと古いけどね〜 と偶然見つけたのが「ボビー フィッシャーを探して」でした 

親は子供の将来について いろいろ期待するものです その子に天才的な才能があると見出したのなら なおさらでしょう

主人公の少年 ジョシュには チェスの才能がありました それに気づいた父親は 特別にコーチをつけて さらにその才能を伸ばそうとします

子の立場

まわりの大人は それぞれの立場で 子どもの才能に関わっていこうとします 

ジョシュのチェスの才能は青天井で チェスに関する限り 周りにライバルはいないほど 強くなっていきます

何かに突出した才能を持つ人物は それ以外の能力や人格的な部分が 一般より劣っていたりして アンバランスな人間に描かれることが多いです

しかし この映画の主人公の少年は 周囲の大人の誰よりも 人格的にも視野的にもバランスを持って世界を見ていました

また 7歳の普通の子どもらしい 欲求を持っていました 

ストリート チェス仲間(大人)との友情 妹と遊ぶこと 野球チームに入って活躍すること 父親や母親が喜ぶことをすること チェスのコーチからご褒美の賞状(ただの紙切れ)をもらうこと 手帳にシールを貼ってもらうこと 

大人からのプレッシャー

大人たちは 初めは少年のチェスの才能を伸ばそうと 躍起になりますが 次第にチェスの大会で少年を勝たせることが 自分達の目的になってきます 少年はその期待にも応えようとしますが もし負けたらという プレッシャーでチェスを楽しめなくなってきます

この映画を観ながら 子どもに過度な期待をかけて トップアスリートにしようとする親たちや その世界しか知らずに社会性を欠いたまま大人になってしまった人たちの 不幸を考えてしまいました

ハッピーな映画

この映画が観ていてハッピーなのは 最後まで少年が自分の中のバランスを保ち 大人たちも 少年の気持ちに気づいて 逸脱しそうになった軌道を元に戻すことが できたからです

この映画にはライバルとして チェスにしか興味を示さない別の天才チェス少年も登場します

終盤では この天才少年との 決勝戦が描かれますが ジョシュは決戦中に「引き分けで終わらせよう」と申し出るのです

少年役の子役の俳優の演技も素晴らしかったです

実話を元にした映画でした

ボビー フィッシャー

この映画のタイトルの「ボビー フィッシャー」とは アメリカ人で最初にチェスの世界一となり その後失踪した という逸話を持つ人物だそうです

この人物を描いた「完全なるチェックメイト」というトビー マグワイア主演の映画もあるそうです

今回はここまで

ノボルでした

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