ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第159回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その14) 

湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の第3章から 「60ハウスの5つのいいところ」「60ハウスのサイズと外観の特徴」についての項を読んでいきます

わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています

建築家の湯山重明さんと同世代のわたしが考えたことに どこか共通した項目があるのではと 氏の本をテキストに 小さいおうち(タイニーハウス)を検証しています

60ハウスの5つのいいところ

湯山重行さんの提唱する 現在のシニア世代に向けた新しいコンパクトな平屋「60ハウス」には 5つのいいところがあると リストアップされています

1 コンパクトな平屋だから移動が楽 ・・・さらに間取りに廊下をなくして動線を短く 平屋だから階段の上り下りがない ⇦小さいおうち(タイニーハウス)は2階建て 階段の上り下りはいつから大変になるかなあ

2 コンパクトでも気持ち良い空間 ・・・天井を高くして「息が詰まるような閉塞感」をなくした ⇦小さいおうち(タイニーハウス)も天井を高くしました

3 住み始めてからもメンテナンスが楽でお財布に優しい ・・・コンパクトだから毎月の光熱費が安く済む 掃除や補修などのメンテもコストが抑えられる ⇦小さいおうち(タイニーハウス)は2階建てだから 10年ごとの外壁の塗装メンテナンスは足場がいります

4 1000万円台で建てられる ・・・リフォームよりも新築 60ハウスなら1000万円前半で建てられる ⇦小さいおうち(タイニーハウス)の予算は700万円台から

5 壁と間取りをカスタマイズできる ・・・60ハウスの間取りは2LDK 必要に応じて「壊せる壁」で 間取りの変更ができる ⇦ 小さいおうち(タイニーハウス)は水回り以外個室はありません ワンルームでも生活できるが発想の起点です

60ハウスのサイズと外観の特徴

《オーソドックスな切り妻屋根》 ・・・60ハウスは三角形の切り妻屋根 材料が少なくて済み 角が少ないので雨漏りの心配が少なく 太陽光発電ユニットを載せやすい ⇦ わたしはデザインを優先して 太陽光発電ユニットの選択はないです

《壁はサイディング》 ・・・サイディングとは セメントを主な原料として固めた外装材のこと 堅牢で耐久性があり施工時間が短縮できる 60ハウスは木目調 ⇦ 小さいおうち(タイニーハウス)もサイディングの選択もありましたが 杉材にしました

《外に繋がる南側のテラス》 ・・・建物の南側に外に繋がる広いテラス アウトドア用の椅子とテーブルを置けば庭を楽しめるカフェ風の空間になる ⇦ 小さいおうち(タイニーハウス)でも ウッドデッキを南側につくり 大きめの下屋で空間が広がりました

《高い天井》 ・・・気持ち良い部屋の理由は天井が高いこと 目線に天井ラインが入らず視界が抜ける 天井高は最大で4.4mあり解放感が増す ⇦小さいおうち(タイニーハウス)も天井が高いと 広く感じることに着眼しリビングを吹き抜けに 4m以上あります

《ランマ窓》 ・・・少しだけ換気をしたい 少しだけ風を通したいときに便利 ⇦小さいおうち(タイニーハウス)は 自然に外気が内気と入れ替わるよう設計されています またワンルームで 東西南北いずれにも窓があるため 自然に換気ができます

《138.02平米以上の土地が必要》 ・・・60ハウスの建築面積は約9mm82.81平米(およそ25坪) 建蔽率60%として 敷地は138.02平米(およそ42坪)必要となる ⇦これが 小さいおうち(タイニーハウス)との最も大きな違いです タイニーハウスの敷地は約26坪で済んでいます

以上 建築家 湯山重行さんが提唱するコンパクトな平屋「60(ロクマル)ハウス」の良いところと 外観の特徴です 各項目の矢印(⇦)は小さいおうち(タイニーハウス)での相違点です

次回 湯山重行 著「60歳で家を建てる」(毎日新聞出版 2016年)第3章から 引き続き『60ハウス 間取りの特徴』を読んでいきます

ノボルでした

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