ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第37回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回も 子ども向けの「物語」について続きです

ハチドリのひとしずく

自分には自分のできることがある 森林の火災を クチバシで川の水をふくんでは火に落として 消化活動をする ハチドリの話 南米に伝わる大変短い寓話です 以前このブログで 少しふれたことがありました

実は 日本語の教員をしていた頃 このお話をもとに 子どもたちの 演劇用の戯曲にしたことがありました

小さい子どもたちの 演じる劇は 当時 勤めていた学校の文化として 子どもたち全員が 何らかの役を舞台上で 演じさせなければ いけないという不文律がありました 劇を楽しみにやってくる 父兄が自分の子供が 出ていないと がっかりする という理由からでした

わたしは 子どもたちの中にも 役を演じる以外さまざまに やってみたいことが あるはずだと 思っていましたから 理不尽を感じながらも うえのいうことに従いました

この物語 ハチドリの名前がクリキンディという 1羽が主人公で登場して あとはその他大勢の 動物たちが 元々の登場人物です 物語自体も A4 1枚あればおさまる ごく短いお話です

クリキンディに イリキンディ ミリキンディ という 3つの役を作って 3人の子どもたちが 主人公を演じるようにしました 

その他の動物も くまが クマミツ クマキチ クマジロウの 3人 ウサギは ウサミツ ミミスケ の2人 など ゾウや リスなどこまごまと設定して 生徒24人に役柄を与えました

それぞれが 主役たちと 会話があるように場面を設けました 12~13分の劇です ひとりあたりのセリフは1行程度です

脚色

原作の 森の火事が 何が原因か わからないので 新築したクマミツの うちが 火の不始末で火事になったという設定にしました 

冒頭の場面では クマミツの新築の住まいを 動物たちみんなで 建てているシーンです 木のおうちです みんなで屋根や柱になる 太い木や 細い木を 運んでいます 

ハチドリのクリキンディたちも 手伝いたいのですが みんなのような 大きな木を 運ぶことができません 何かお手伝いをと 聞くのですが 邪魔者扱いです

新築祝いのパーティーで ハチドリたちは 肩身が狭い思いで 隅っこの方でちぢこまっていました

ある日 クマミツが朝ごはんのために 鍋に火をかけていたところ 新聞配達がやってきたので 外に出て 失火します 新築のお家が火事です 近所の動物たちは 騒ぐばかりで 何もできません 

そんな中 クリキンディたちハチドリは 葉っぱをくちばしにくわえて 川から水をすくっては 火事の火を消そうとしました 何回も何回も 川とクマミツのうちを往復しました 

クリキンディたちの姿をみて 騒いでいた動物たちも 冷静になって みんなで消火活動を始めました その甲斐があって クマミツのおうちの火事は 消し止めることができました

みんなは ハチドリたちの勇気を たたえました 

クリキンディたちはいいました「わたしたちは わたしたちにできることを したまでさ」と

そしてみんなで パーティーをして 大団円です もちろん輪の中心には ハチドリたちがいました

という 劇でした

火災保険

話が飛びますが

ああそういえば わたしたちの 小さいおうち(タイニーハウス)が 完成したら 最後の支払い時に 火災保険料が 含まれていたな と 思い出しました  10年契約で15万円ほど

空き家処分した 実家も 父の他界した際に 諸々の手続きのうちに 火災保険の解約がありました 空き家の状態で 火災保険をかけ続けるのは もったいない と思いましたが いざ 解約してみると 今度は 早く空き家をどうにかしなくては 離れて生活しているため 防犯防災対策も 気になるし 失火だけでなく放火などの心配が ストレスになりそうでした

現在のアパートも 賃貸契約の更新の都度 火災保険も更新しており かかる固定費としては 必須のひとつなのですね

子どもたちの お話をしていたら 現実に戻ってしまい 興醒めだったかもしれませんね

今回はここまでです

ノボルでした

コメント

タイトルとURLをコピーしました