わたしたち夫婦は 東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間がありますが 彼の地で暮らすことを念頭に 日々準備をしています
このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます
興味のある方は このページに遊びにきてくださいね
今回は 「バス同士のすれ違いについて」です
通常のすれ違い
片側1車線の道路を運転しています 乗用車です 前方にトラックが路駐していて荷おろしをしています 運転手は右にウィンカーを出して 対向車線に出て通過しようとしますが 対向車が何台もやってきて なかなかトラックをよけて 前へ出ることができません
路駐しているトラックは よくないのですが 仕事ですから仕方がないですね
走行している車両も 障害物がある車線の方の車両より 障害物のない車両の方が 自車の車線内にいるので 走行は優先されます
結局 障害物に邪魔された車両は 対向車がいなくなるのを見計らって 対向車線に出て障害物を避けることができるまで 動くことができません
路線バス同士のすれ違い
同じような状況で 路線バスを運転しています 前方にトラックが路駐しています 対向車線を向こうから走行してくる車両に 乗用車や貨物自動車に混ざって 別の路線バスの姿もあります
当方のバスは 路駐トラックの少し後方で できるだけ側方通過をするときに ハンドルのキレ角が少なくなるように 徐行から停止の状態に入ります 右ウィンカーを点滅させ 前へ出るタイミングを待ちます
対向車線の何台かの車両は 通過していきます
対向車線の別の路線バスが こちらのバスに気づいています 路駐のトラックのかなり手前から ヘッドライトをパッシングさせます 「通れ」の合図です
そこで 当方はまだ対向車が続いていますが 別のバスのおかげで 路駐のトラックの側方を通過して 走行を開始できました
対向のバスの運転士には すれ違いざまに 手を上げて 「ありがとう」の合図をします
これが 乗用車や 普通の貨物自動車と 路線バスとの すれ違いどきの違いです この作法は お互いが別のバス会社同士でも 通常行われます
意義
同じように 右折ラインのない交差点で 右折をしようと右ウィンカーを出しているときや 信号機に右折矢印がない交差点を右折したいときなども 通常は交通量が多くても 直進車両が有線のため なかなか右折できなかったりします
このような時も バス同士だと 直進のバスが 右折しようとしているバスに合図して 右折させてやったりします
こうすることで 交差点付近の交通全体の 流れがよくなります
これが 優先意識にこだわらず 譲り合いをおこなう意義です
優先意識を捨てる
「左方優先」や「直進優先」など道路交通法上 優先方向が決まっている場合があります
もし 自分が優先なポジションにいた時 例えば直進して走行していた時 前方の対向車が右折するために右ウィンカーを出しているのが見えたとします 当然こちらが優先なので それを無視してそのまま直進しても構いません
ところが 右折ウィンカーを出していた車が ギリギリのタイミングで こちらが通過する前に 当方の目前を右折していきました
この時 「危ないなあ」と感じるひとがいるかもしれません 何も感じないかもしれません 「こっちが優先なのに ムカつくな」と思うかもしれません
もし こっちが優先だから あの右折する車より先に通過して当然だ と思っていて ムカついたら それが「優先意識」が感情に反映されてしまっています この負の感情を抑制できないと無理な行動に出てしまって 事故の確率が高くなります
ですから 路線バスの運航管理者は 運転士に「優先意識を捨てて 平常心で安全運転をして下さいね」と伝えます
優先意識を捨てろ
日常の他の場面でも 通用する考え方だと思います
ノボルでした
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