シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その9) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」引き続き第2章から 家を残さず使い切るとは?
東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています
負の資産
「60歳で家を建てる」第2章の小見出し 『残さず使い切る家』では 実家を離れた子どもが社会人として一人歩きを始めたら 親が子のためにと 実家に子どもの居場所を準備しても もう子どもは実家に戻らず「負の遺産」になってしまう
そんな 70代のクライアントが増えていると 湯山氏は語ります
子孫のために家を残す必要がある時代は終わり その家のポテンシャルを 自分が終わるまでの間に残さず使い切る 自分のための「使い切りハウス」があってもよい 湯山さんはこの項を締めくくっています
とある地方都市の「銀座通り」とよくある名前の昭和に栄えたアーケード街に4階建てのビルを建てテナント兼店舗にしていたAさんの例
1階と2階を家業の紳士服店 3階を画廊 4階をテナントにしていたが 紳士服店は大型店舗に集客で負け 画廊は階段のためグループ展などを開きたい高齢者ニーズに敬遠され 老朽化で雨漏りをしていたそうです それでも固定資産税がウン十万円
Aさんは 子どもが住まなくなった今 「負の資産」を残してはならないと決意しました
湯山氏は この物件の相談を受け 木造2階建てに建て替えを提案 1000万円かけビルを取り壊し店舗併用事務所をつくり1階を画廊に2階を50平米のテナント2つにし賃貸収入を得られる物件にしたそうです
湯山氏はいいます 子孫のために家を残す必要がある時代は終わり 自分のために「使い切りハウス」があってもよい と その家のポテンシャルを 自分が終わるまでの間に残さず使い切る とゆーことだそうです
家業があるから
上記のAさんの例は 自宅を店舗や事務所にして家業を持つ方には 参考になるかと思いました
ビルを取り壊すのに1000万円かかるから そのまま家業を閉じ とりあえず雨漏りを治すとしても テナント賃料もあてにしないで 流行らない画廊もそのままにしておいて 4階建てのビルを 老夫婦の自宅で利用し続ける そーゆー選択もあったでしょう
しかし自分たちが生涯を閉じたら 子どもたちが ビルの「空き家問題」に悩むことになったでしょう
サラリーマンの家庭で
わたしは サラリーマンの家庭で育って 自分も社会人になってから ずっとサラリーマンでしたから 関西の地方都市の実家も 平屋の民家でした
その最後の住人は わたしの父でしたから 他界したあと「空き家」となりました
家業を持たない家計でしたから 空き家となってしまっては 放置すればするほど 支出がかさむばかりで 有効な活用案が見出せず まさに「負の資産」になりそうな感じでした
実家は売却
さいわい コロナ禍に入る前に 買いたいとゆー方が見つかり売却しました
それでも 遺品処理と解体費用で合計350万円ほどかかりました
そして 東北に小さな土地を購入し 小さいおうち(タイニーハウス)を建てました
今度は わたしたちが 自分たちの子の世代に「負の資産」を 残さないように まさに「使い切り」の覚悟で シンプルに物を増やさず 生活していこうと考えています
今回は以上です
次回は シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その10)として 第2章から「海が見える土地」です
ノボルでした
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