シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その40) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の最終章 第7章『人生は味わう』
いよいよ最終回となります
湯山さんの伯父さん
湯山さんには 孫とおじいさんほど歳の離れた伯父さんがいました
元軍人で企業役員を退職して隠居の身だったそーですが 大変優しく可愛がってもらったそーです
博学で 儒学にも詳しく書や木彫りを嗜んでいたそーですが ある時 「道」とゆー自筆の書を額に入れて下さったといいます
ホイットマンの詩
今は「道」とゆー言葉を額面だけでは捉えたりはしないのですが その当時は「道」は単なる「みち」でしかなく とりたて感銘もなかったといいます
そこで 湯山氏はお気に入りの ホイットマンの詩の一節を 伯父さんに書としてしたためてほしいとお願いしました
「寒さにふるえた者ほど太陽の暖かさを知る 人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る ホイットマン」
人生を味わう
「人生を楽しむ」のは大いに結構 しかし 苦しいことがあるからこそ 喜びがある 苦しみも喜びも上手に味わってこそ 人生ではなかろうか
額は今でも実家のお茶の間の柱時計が欠けてあった場所にたたずんでいる
人生を味わおう
⇦ 最後のこの項だけは 湯山重行さんの文章に手を加えずに 掲載させていただきました
おわりに(「60歳で家を建てる」の・・・)
湯山さんは 神奈川県南足柄市に生まれ育ったそーです
小学生の頃に初めて登った足柄峠からの景観 目前いっぱいに裾野を広げた雄大な富士山
これが原点になっているといいます
山や峠の向こう側にあるものへの好奇心や期待 ずっとそーゆー感じで人生を生きてこられました
60歳を過ぎても前向きでハッピーな人生を送る方法を知りたい
そー思って この「60歳で家を建てる」を執筆されたとのことです
この本が第2の人生を踏み出すヒントやきっかけになることができたなら これほどうれしいことはありません 湯山重行
この本は 湯山氏のこの言葉で おしまいです
40回にわたって 読み続けてきた 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」
はじめは この本で紹介されている シニアのための平屋『60ハウス』と 東北のとある街に建てた 床述べ面積9坪の小さいおうち(タイニーハウス)を比べて とゆーのが動機でした
そして 小さな住まいを建てたい これから建てようと予定されている方がいたら 小さいおうち(タイニーハウス)を建てたわたしのトーシローな意見よりも 建築士である湯山氏のお話の方が 役に立つかもしれないと思いました
も もしやあなたはマルチバースの「わたし」では?
読み進めるうちに なんとまあ 職業や立場が違いますが 世代や家族構成が似ていて また影響を受けたカルチャーが 住む場所 育つ場所が違っても 近い感覚を持つひとがいたことに 驚きました
ポンコツの小さなクルマが好きなこと バイクを乗り回して心に触れる風景を追い求めていたこと 空き地での秘密基地のはなし然り
そして これからの人生も前向きに 明るい期待を持って 楽しんでいこうとしていること
まるで 幼なじみがよこにいて「そーそー あの時はこんなだったよね〜 わかるわかる」なんて共通の体験をなつかしがっているよーな 気分になりました
また もしかしたら 湯山氏はマルチバースを生きている「わたし」なのかもしれないと錯覚してもおかしくない気持ちでもありました
このブログに「60歳で家を建てる」を掲載するために 引っ越しの断捨離で処分した紙の書籍に代わって KINDLEで改めて購入し 何度か読み直しました
これでおわりなのかと思うと なんだかさびしい気分なりますね〜
今回は以上です
ノボルでした
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