「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その5) 平屋は本当に暮らしやすいの? という話です
東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています
第1章も終盤です
湯山重明さんの「60歳で家を建てる」をテキストに 小さいおうち(タイニーハウス)を氏と同世代のわたしたちが新築して 同様に正解が存在するか 検証しています
「60歳で家を建てる」という本は 全部で7章あり このペースで進めると 毎日更新のこのブログで 約1ヶ月半で 検証は終わる予定です
「60ハウス」のようなコンパクトな家を考えている方 「小さいおうち(タイニーハウス)」とゆー選択肢もあるかもしれません ぜひ最後までお付き合いください
平屋のメリット
湯山氏の提唱する「60ハウス」は70平米ほどの平屋です
第138回のアイキャッチ画像を参照してください 「60歳で家を建てる」の湯山氏のスケッチを模写して色をつけてみました
都市部によくある 2階建てのプレハブ住宅は 平屋を半分にして上に重ねたような間取りで 平屋に比べて敷地が半分で済み 本当は平屋に住みたい人の代替品だったと 湯山氏は述べています
平屋構造は 高齢者に優しいだけでなく 普通の人にも暮らしやすいとゆーことです
湯山氏は 平屋のメリットを 次のように挙げています
ひとつ 階段がないことで動線がシンプルになり移動が楽
ふたつ 掃除や洗濯物を干すために階段の上り下りがなく家事が楽
みっつ シンプルな構造は強度があり地震 台風に強くメンテナンスがしやすい
よっつ ワンフロアで見れば広く解放感がある
いつつ リビング中心の間取りで家族のコミュニケーションがとりやすい
と ゆーことです
また デメリットも挙げられています
平屋のデメリット
一つ 建てる土地を選ぶ ある程度の広さが必要になる
二つ 庭やテラスのようなスペースがないと 充分な採光が取れない
三つ 隣地と近すぎるとプライバシーが保てない
四つ 二階建てに比べ 基礎や屋根の面積が倍になり建築費が高くなる
五つ 外構を工夫するなど防犯対策が必要となる
などを挙げています
メリットについて
まだ住んで暮らしていませんが 私たちの小さなおうち(タイニーハウス)は階段があって2階もあるとはいえ 主に寝室としますので 日常は1階で過ごします
掃除で階段の上り下りをしますが 洗濯物は基本乾燥機か浴室乾燥を使います だから階段はさほど負担にならないと 思っています
災害に対する強度については 6坪の面積でベタ基礎に小さな上物を建てています 地盤改良も30年の保証があり 問題なく ハザードマップでも危険区域からは 外れています 準防火地域なのでそれなりの材質で建てました でもこればかりは わかりません
リビングの天井を吹き抜けにし高さがあります その上 高い場所に採光用の窓や スカイライト(天窓) ドーマーを設けたおかげで 大変明るく開放感は抜群にあります
生活する部屋がひとつしかないので 家族はそこにしかいません 夫婦ふたりの空間なのでコミュニケーションは問題ないと思います
次に湯山氏の挙げる平屋のデメリットについて 小さいおうち(タイニーハウス)ではどうでしょうか
デメリットについて考える
湯山氏の提唱する60ハウスの建坪は70平米とゆーことですから約21坪です そこにプライバシーや明るさ 防犯対策などを考慮すると 30坪以上の土地は最低必要になってきます ある程度の広さが必要です とゆーのはそーゆーことです
わたしたちの小さいおうち(タイニーハウス)は26坪の土地に 建坪6坪で建っています この土地が見つかったのは 狭すぎて誰もそこに住まいを建てようと考えなかったからでした
採光については メリットについての項目でお話ししたとおり充分にあります 加えてウッドデッキと小さいながらお庭になる空間も設けることができています
隣地とはさいわい一方のおうちは境界が駐車場だったり 窓の位置がお互いにずれたりしていることと 南側に設けたウッドデッキの上にひさし以上に大きな下屋を作ったので 近所からの視線は気になりません
小さいおうち(タイニーハウス)の建築費については 単価でみれば割高ですが 坪数が少ないので 総額を抑えることができます
平屋だと気になる就寝時の安心感は 小さいおうち(タイニーハウス)では 寝室を2階部分にして得ることができています
とゆーわけで 湯山氏の挙げた「60ハウス」のデメリットのいくつかを 小さいおうち(タイニーハウス)ではカバーできていました
今回は以上です
ノボルでした
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