ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第184回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その34) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の後半になります 第6章「実際に建てるには」です

わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 2022年も8月 お盆も終わりいよいよ引っ越しです ただ今絶賛準備中!です

そして今回は 地鎮祭をやってみる からです

地鎮祭

建売住宅や マンションだとなかなか経験することはない

せっかく家を建てるのだから 子や孫たちを呼んで地鎮祭を楽しんではどうかと 湯山さんは勧めます

地鎮祭の予算は3〜4万円だそーです(2016年 神奈川県)

地鎮祭とは 別名「とこしずめの儀」とゆーそーです 建築などの工事を始める前に その土地の神(氏神)を鎮め 土地を利用させてもらう許しを得る祭りなのだといいます

むかしは 施主みずから神主さんの送迎や祭壇のお供物の魚や昆布 果物などを用意したりしたそーです

しかし 最近は地鎮祭専門の神社があって 電話一本で神主さんが自分でクルマを運転して現地までやってきて お供物も用意して祭壇を飾ってくれます

クライアントは料金を入れた祝儀袋をふところに用意するだけでよいだけとのことです

地鎮祭の手順

手順は 最初に手を清めます

天から神様をお招きして お神酒でもてなします そしてこの地に家を建てることを神様に告げます

施主(クライアント) 設計者 施工者3名の名前を読み上げます

その後 敷地の四方に塩やお酒 お米などを撒いて清めお祓いをします

施主(クライアント)は木製の鎌で草を刈る動作をし 設計者が木製の鍬で土をほぐす動作をし 施工者が木製の鋤(すき)で鳴らす動作をします

そして参加者全員が紙垂(しで)を付けた榊を神前に捧げ 拝礼をしたのち 神様に天に帰っていただきます

最後に神様にお供えしたお神酒を頂いて 終了となります

こーゆーふーに 湯山氏は地鎮祭を紹介されています

神社や地方によって 作法に違いは見られます 

だが いにしえの文化に触れておくのも嗜みとして悪くない と湯山氏は述べます

わたしたちもしました

東北の土地に 小さいおうち(タイニーハウス)を建てるとき わたしたちも「地鎮祭」をしてもらいました

この時の様子は このブログの2回目ぐらいに お話ししました

YTさんとの打ち合わせの時に「地鎮祭をしてもらいたいのですが できますか」と尋ねたら 即答で「わかりました やりましょう」といってくれました

後日「神聖な儀式なので なになにと ナニナニを 用意してください」と連絡をもらいました

お越しくださる神主さんはYTさんの地元の 漁業と農業の神様を祀られている神社からの方でした

湯山さんの手順とは 少し違いましたが 大筋は同じでした

また 地鎮祭の後 基礎工事にはいる前に敷地の中ほどに「鎮め物」をYTさんの手で 埋めてくださいました その写真をラインでいただきました

ありがたいこと

わたしたち夫婦は 何か宗教の信者だとか 特定の神様を信仰しているとか そーゆー特に信心深い 信仰心の厚い生活をしているわけではありません

信仰に対する姿勢に関しては よくあるフツーの日本人です お寺にも行きますし 神社もお参りし クリスマスも楽しみます 結婚式は教会で挙げました

しかし 50年以上生きてきて 出来事や出会いの不思議さや有難さを 感じる機会がたくさんありました

「偶然ではなく必然なのだ」とゆー言葉に「うん うんそーだよな」と納得したり

「万物に魂が宿っている」と言われて「全く その通り」と思ったり

あのときがなかったら 今がないな と思うことしきりだったり

さまざまなことが 有難いと思うのです

だから わたしたちが「地鎮祭」をしてもらったのは 湯山氏のおっしゃる「いにしえの文化に嗜みとして触れる」とゆーかぎりではなく「いまこの瞬間の感謝の儀式」として体験できたことが 大変有難いことだと感じています

今回は以上です

ノボルでした

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