ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第46回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は 除菌 滅菌 殺菌 衛生管理についてです

3秒ルール

よくいったものです 食べていたものを 落としてしまって 3秒以内ならば 拾って食べても大丈夫 これが 5秒だったり 10秒だったり まちまちです

コロナ禍になって そんなことを言っている人は 国賊並みにあつかわれることになってしまいました

除菌 殺菌 滅菌

調べてみると それぞれに定義があって 除菌→殺菌→滅菌 の順番に 処理の基準が強くなってくるらしいです

除菌・・・菌やウィルスを取り除いて その数を減らすこと

殺菌・・・菌を殺すこと 「殺菌」という表示ができる商品は 医薬品 医薬部外品のみ

滅菌・・・菌やウィルスといった微生物の数を限りなくゼロに近づけること(100万分の1)

上記のように 定義されてるということです

菌が見えるCM

TV CMです お母さんが 食事の用意のために ダスターでテーブルをふきます 「ちょっと待った!」アナウンスが 入ります 拡大すると 吹いたばかりの テーブルに 雑菌がうじゃうじゃ 除菌スプレーのCMです

視覚効果で うえーこりゃいけない となって 除菌スプレーを買いに走ることになる というわけです

何を除菌するのか

では TV CMが見せてくれている菌は 何菌なのでしょうか 多分十把一絡げに 菌という菌全ての菌のことだと思います それを 除菌しましょうと 伝えてくれているのだと思います

わたしたち人類は さまざまな菌類と 共存しています 納豆菌 麹菌 乳酸菌など わたしたちに有用だと わかっている菌だけでなく 何億 何十億という 菌に囲まれて 生きています 

腸内細菌

かって デトックスのひとつに 腸内洗浄がよいといわれたことがありました 

宿便?を洗い出すとかゆーことで 肛門から 水やぬるま湯 食塩水などを 多量に注入して 腸をきれいにする手法でした 

大腸菌など 腸内在住菌だけでなく 腸内粘膜に在住し 外部からの悪い細菌の侵入を防いでくれていた 有用な菌までも 洗い流してしまったせいで この施術をおこなった人は 直後は爽快感があったものの のちに 体調が悪化し これが原因で命を落としてしまった人もいました

最近でこそ 腸内細菌叢の大切さが説かれ 腸内環境を整えるための乳酸菌飲料がバカ売れするようになりましたが 「腸内洗浄」の頃の 腸内環境の認識は 前述のCMのような テーブルの見えない雑菌たちのように 全くいない方がよしとするものだったのでしょう

皮膚在住菌

わたしは アトピーによる皮膚の炎症も 内部の免疫の異常体質だけでなく 過度な皮膚在住菌の除去や 身の回りを必要以上に清潔にしすぎることが 原因のひとつと思います

アトピー性皮膚炎がが 異物に対する過剰反応であるにしても 本来ならば 異物のタンパク質が皮膚に達するまでに そのうちの何割かが 皮膚在住菌の餌食になって 過剰に皮膚に達することが防げていたはずです

ところが 薬用石鹸などで 皮膚のアカや汚れを落とすだけでなく 皮膚から皮膚在住菌まで 殺菌してしまって 皮膚を守ってくれていたものを 除外してしまって アトピーがひどくなる そーゆー仕組みなんだと思います

生物多様性を考えるということは クラスレス 階層レスに 視点を向けないと 片手落ちだと思います

多様性

多様性を 階層レスで考えるということは ミクロのレベルから マクロのレベルまで 多様性が存在して 世界を構成しているのが 真実です 

バランスが崩れることで 多様性を失ってしまうことは 全く不自然が発生してしまうと 認識しなくてはいけないのに ひとはそれを 衛生的 だとか 清潔ということばで 思考停止を起こしてしまっていると 考えられます

だから こんなに綺麗にしているのに とか 清潔に保っているのに 炎症が起きるのはなぜ と 答えが見つからないのは そのせいだと思います

余談ですが事実です

わたしが勤める障害児支援施設には さまざまな特性をもつ児童の利用があります その中には コロナ禍においてさえ マスクの常時困難な利用者が何人もいて 周囲でPCR検査の陽性者が出て 利用自粛がおこなわれても ひとりも感染者が出ないのです

日頃から 目を離すとなんでも口に入れてしまったり 歩行が困難でハイハイで移動して トイレにも両てのひらで体をささえるために 床に手をつかなければいけなかったり コロナ禍において とても正気とは思えない行動をとっている子どもたちが 思いがけずに強靭な免疫体質を保持している としか思えないのです

だから 除菌よりも 雑菌の中での生活の方が 健康体を維持できるのではないか とわたしは 思っています

以前に 人為的な力を加えすぎないことが エントロピーの増大を防ぐことができ そうして存在している世界に 多様性を見出すことができると ブログでお話ししたことがありますが 言い方をかえて 今回も同じことを 述べさせていただきました

これが 将来 小さなおうち(タイニーハウス)で穏やかに過ごすための ヒントになっています

今回は以上です

ノボルでした

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