ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第48回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は 西オーストラリア州パースにいた頃 です

裸足で歩く

かの国の人たちは 今でも裸足で街中を歩いているのだろうか

わたしたちが パースで14ヶ月を暮らした 25年ほど前 街の人々は 裸足で歩いていました 靴がないのではありません ハイヒールを履いている女性は ハイヒールを手に持って 裸足で歩いていたのです 

ガラスの破片やタバコの吸い殻が落ちている歩道も ショッピングセンターやモールの中も 駅の構内でも 公共のトイレでも

そして うちの中には そのまま裸足で 入っていきます

なぜ裸足で歩くのか 訊いてみると 面倒くさいからという答えが返ってきました

靴を 片手で持って歩く方が 面倒くさくないか 

パースだけかと 思っていたら 他の都市でも オージーは裸足で歩いていたそうです

今でもなのかなあ

時間通りに進行しなくても平気

パースのセントラルステーションを中心に 南北それぞれ 2本ずつ伸びている 鉄道路線 当時は この4本の鉄道がありました 車社会なのであまり利用はないかというと そこそこに乗客はいました 

料金制度は セントラルステーションから 同心円で 1ゾーン 2ゾーン 3ゾーンとみっつのゾーンがあって 同じゾーン内だったら 日本円にして約200円のチケット1枚で 2時間まで タクシーを除くすべての公共交通機関が 乗り降り自由でした 

約500円払えば 1日乗車券を買うこともできました WESTRUCKとかWESTRAILという 会社が運営していた記憶があります ゾーン制という料金体系は 便利だなと思いました

ところが 運行は 日本の鉄道に慣れていると かなりアバウトです 

南北に2本ずつしか路線がないのに セントラルステーションでの列車の入線を 時々間違えていましたし 電光掲示板が いつもOUT OF ORDER の表示で あてになろません そんなだから 時間通りの運行など まったく期待できませんでした

駅員はいません 構内と車内を ふたり組の制服を着た セキュリティーが巡回していて 時々 乗客に乗車券の提示を求め 買い忘れたりしていたら 罰金のチケットを切ります

バスに乗ったら

パースの交通機関として 路線バスもあります オーストラリアはイギリス連邦の行政制度が 取り入れられていますから 自動車は日本と同じ 左側通行です だからバスの乗降口も左側にあります

バスターミナル以外のバス停は 日本のようにはっきりとした 表示版ははなく 道端に腰ぐらいの高さの オレンジの棒が立っているだけです ここに立っていても どの路線のバスが来るのか いつ来るのか 知る人ぞ知るです バスが来たら手を上げて乗ります

いちど 帰宅するのに最寄駅から 自宅の近くを走るバスに家族3人で乗りました バスが発車して しばらくすると 乗客がざわめき始めました 方向感覚に敏感な1歳半の息子も O Oh~なんて言っています バスが道を間違えているらしいのです

運転手も しばらくたって 間違いに気づき 一旦路肩にバスを停止させると 後ろを振り返って乗客に So~~rry~!(ソーリー!)と笑顔で言って 何事もなかったように 迂回して 正しい道に戻っていきました 日本だとあり得ません

それから 日本のように バスのアナウンスや 行き先表示 バス停の案内が車内で行われないので 自分が降りたいバス停に近くなったら 何せバス停は オレンジの棒ですから 間違わないように 降車ボタンを押したら バスが停まってくれますから 降りることができます

あとふたつほど バスについて

ひとつは バスの運転手はの制服は 短パンです ふたつめ バスは走行中も 前扉を開けて走行します そういうものかと思っていると 時々走りながら 扉が閉まっていくバスもあります 思うに ドアの開閉が面倒くさいだけなのかも しれません

タクシーに乗ったら タクシーの運転手が 道がわからなくなってしまいました 運転手さんは笑顔で 料金メーターを解除すると 目的地までなんとか到着した後 さらに料金をまけてくれました 人のよい運転手さんでした 得したの損したのかわかりません

TVが定刻に始まらない

テレビのネットワークは いくつあったか 覚えていませんが BBCなどイギリス系と米国のエンターテイメントが 混じって放映されます

日本では テレビを時計がわりに 使ったりしますが パースのテレビ番組は 時間通りに始まりません 定時を少し過ぎて あれ おかしいなと思っていると テストパターンの表示ののち 唐突に始まったりしました

スポーツ番組

国がらで クリケット フッティー テニス 乗馬 がテレビのスポーツ番組として 放映されます 日本のように 野球中継はありません

フッティーというのは オーストラリアンフットボール と言われるもので パスは片手で持った楕円のボールを もう片方の手の拳(こぶし)で叩き出すようにおこなうもので 前方へのパスが認められています 激しいスポーツで オーストラリアでは人気です

以上は あくまでも 25年前にわたしたちが 現地で体験したことです 今は違っているかもしれません

また行ってみたいパース

小さいおうち(タイニーハウス)に引っ越して 落ち着いたら またパースを 訪ねるつもりでいます 

知り合いもどうなっているのか 

パースについては 面白かったことがまだまだあります また お話ししたいと思います

今回はここまで

ノボルでした

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