ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第51回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は 夫婦ふたりで仲良く暮らす です

ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」

映画.com の紹介記事を借ります

「ニュータウンの一角にある平屋で暮らす建築家夫婦を追ったドキュメンタリー。自身が設計を任された名古屋近郊のベッドタウン、高蔵寺ニュータウンに夫婦で50年間暮らす90歳の夫・修一さんと、敷地内の雑木林で育てた野菜や果物で得意の料理を手がける87歳の妻・英子さんの津端夫婦。敗戦から高度成長期を経て、現在に至るまでの津端夫婦の生活から、日本人があきらめてしまった、本当の豊かさを見つめなおす。ナレーションを樹木希林が担当。2016年3月に放送され、第42回放送文化基金賞番組部門最優秀賞受賞したドキュメンタリー番組の劇場版。(2016年製作/91分/G/日本 配給:東海テレビ放送)」

この映画を観たのは 2017年の初夏 北海道の稚内市の 小さな映画館でした

わたしは 女優 吉永小百合さんの 120本目の出演映画にあたる 滝田洋二郎 監督の「北の桜守」という作品の ロケ隊のドライバーとして 1週間ほどのスケジュールで現地のホテルに滞在していました

稚内の街は 現地の映画コミュニティーが 「北の桜守」のロケに合わせて 映画祭を開催いていました 上映が予定される作品のひとつが 上記の「人生フルーツ」でした 撮影の休みの日が1日あって 映画館に足を運びました

樹木希林さんのナレーションで 静かに流れる映像の中で 夫婦の歴史と日常が淡々と語られていました 自宅の庭での畑仕事の様子や 食事の様子 孫のための手作りのおもちゃ そして 夫の修一さんの死 など ついの住処としての 自宅と周りの空間を舞台に 記録されていました 

都市の郊外に 畑仕事のできる自宅で老後を過ごせることを うらやましいと思いました また 齢90近くになるまで 夫婦仲むつまじい様子も 理想だなあ と感じながら この映画を観終わりました

ついの住処とは

ロケ先に滞在しながら 早く東京に戻って ツマに会いたいと思いました そして ふたりで 映画「人生フルーツ」をふたたび 観たいと思いました

この年は 同じ「北の桜守」ので オホーツク海に接岸する流氷の時期(2月半ばごろ)に 網走のロケもあり 東京から遠方の ロケが多い年でしたので 自宅を離れて 仕事をする日数が 結構あり ツマにはさびしい思いを させました

また 関西の実家は まえの年に 母が他界してから 最晩年を実家で ひとり暮らしをしている父のことも 気になっていました

関西の実家で 父は 結婚してからずっと暮らし続け 伴侶もそこで最後を迎え そこを「ついの住処」と決めていたようでした だから 治療や検査で 入院して実家を空けることを 大変嫌がりました

いっぽう わたしたち夫婦の その頃は まだ 自分たちの老後を どこで過ごすかという話は したことはなく その時が来れば なんとなく決まってくるぐらいに 考えていました 

だから 今のように 小さなおうち(タイニーハウス)をたてて 「ついの住処」にするという 発想はありませんでした

しかし 「人生フルーツ」の津端夫妻のような 老後は 心から 幸せそうだなと思っていました 「ついの住処」はともかくとして 夫婦仲良しの時間を 穏やかに暮らしていくための お手本にしたいと 思いました

映画のロケ隊の仕事

家族全員が 映画を観るのが 趣味です 家族とは わたしたち夫婦と 息子のことです

わたしは 小学生の時から 映画館で映画を観るのが 好きでしたから いつか 映画に関わる仕事を してみたいと 思っていました

縁があり 映画制作に 車両をドライバー付きで貸し出す会社で 働くことができました 特殊な世界でした

東京から 離れた 地方ロケは 旅の気分を味わいながら 交通費 宿泊費 食事代は 全て制作側が 出してくれる慣習が ありましたので 独身や 旅ずきには 向いている仕事ではありますが 一方で家族には 寂しい思いをさせたり 負担をかけがちでした

何事も やってみなければ わかりません

この仕事については 特殊な世界なので 面白いお話が たくさんあります また いつか 機会があったら 徒然お話ししたいと 思います

「人生フルーツ」が見つからない

「人生フルーツ」という映画 ツマとふたりで 観てみたい と 先ほど述べました しかしこの映画 地方の自主的なコミュニティが 時々 小さなスクリーンで上映するぐらいで DVDの国内版もなく ネットでの配信も見当たらないのです

だから 観たいねと 会話には上るのですが まだ 夫婦での鑑賞は できていません

上映館で見ることができなくても せめて ネットの配信でよいので 見ることができたらと 思っています

今年(2022年)のアカデミー賞

国際映画部門で日本映画 濱口竜介 監督「ドライブマイカー」が受賞したことと ウィル スミス(ドリームプランで主演男優賞)の クリス ロックへのビンタ事件で 日本国内の話題はもちきりになってしまいましたが

作品賞は「コーダ あいのうた」でしたが 実は Apple社の配信映画 でした

銀幕こそ映画の醍醐味 と 信じていた世代では 衝撃でした

今後 映画を含め 映像を取り巻く エンターテイメントの世界は どのように変わっていくのでしょうか

お知らせが来ました

YTさんから お知らせが来ました わたしたちの小さいおうち(タイニーハウス)の屋根が出来上がってきました 屋根材の収まり具合を 確認してます との 連絡でした

アイキャッチ画像は その時YTさんが送ってくれた 屋根下の部分(内部)の写真です 天窓と ドーマーから はいる光が 室内を明るくしてくれています

完成まえに わたしたちも いちど現場を観にいくつもりでいますが 大変楽しみです

今回は ここまでです

ノボルでした

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