シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その35) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の後半になります 第6章「実際に建てるには」です
わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 2022年も8月 お盆も終わりいよいよ引っ越しです ただ今絶賛準備中!です
そして今回は 理想の土地探し です
購入金額には上限がある
あたり前田のクラッカーですが「自分が思い描いた理想の土地が入手できるなら金額は厭わない」とゆー人はいないです ほとんどの人は予算に限りがあります
良質の土地をできるだけ安く手に入れたいと思っても ネットや広告で流通している土地に掘り出し物はほとんどありません
とゆーのが 業務上 不動産屋さんとの付き合いが多いとゆーのが 建築士の湯山重明さんの見解です
掘り出し物に思える物件でも 土地の形状が悪かったり 狭小だったり 道路が狭かったり 再建築が不可能だったり とさまざまなワケあり物件だそーです
土地は良い方がいい
条件の良くない土地を建物のデザインや仕掛けで居住性を高め 土地のデメリットを解決することは 建築家なら可能だといいます
しかし オーダー品が多くなり建築費も割高になるため 高額な地価の都心は別として土地と建物の総額が劇的に安くはなりません
また 建物は減価償却で年を追うごとに価値が下がる(木造で22年 重量鉄骨造34年 鉄筋コンクリート造47年)が 土地は物価に連動して上下しリスクは分散します
従って 面積が広い 土地の形が良いなど 土地の状態が少しでも良い方がお得です
と これも湯山氏の意見です
⇦ 多くが求めるところの価格は高くなる とゆーのが資本主義経済の需要と供給の原理ですね
東京都心などの状態を見ていると 全ての人がレミングのネズミです いいと思ってついていったら全員が溺れて青色吐息です
A 使用価値 B 価値 AがBより大きければ お得です だから相場で高い土地(価値が高い土地)よりも 人が求めないところに使用価値を見つけて 価値の安い物件でおうちを建てる方が 得なのじゃないかなぁ と思います
建築家の方は クライアントが手に入れた土地が 高かった安かったとゆーのは あまり関心がないよーな感じです なくて当然だとも思います
あくまでも 土地を探して手に入れる努力義務は 施主(クライアント)側にあると思うからです
理想の土地に巡り合う
どうすれば理想の土地に巡り合えるか
それは不動産屋さんをひたすら数多く当たることに尽きる と湯山氏はいいます
地元密着の老舗不動産屋さんから ネットワークを武器に全国展開する不動産チェーン店まで くまなく声をかけておくのだと いいます
漠然とした要望ではなくしっかりとした購入イメージを持って 自前の要望書などを渡して本気度をアピールします 毎回 手土産を持参する「実弾攻撃」も有効らしいです
そーやって 広告に載せる前の物件情報を 手に入れるのだそーです
「相続の期限が迫って急いでいる」「持ち主が介護施設に入院して親族が空き家を持て余している」などのレアケースに遭遇すると 驚くほど割安で手に入ることがあるといいます
これが王道中の王道だそーです
ただし 先方も急いでいる場合が多いので 現金取引が望ましいとのことです
⇦ いま この項を読んだら 新聞広告の「すでに建ててしまった人は読まないでください 後悔します」ではないですが もし そのような手順をしっかり踏んでいたら(なぜなら『王道中の王道』だから)どーなっていただろ? なんて思わないでもないのですが
マルチバース的な考え方を持ち出すまでもなく これも全てご縁があってのこと これから起こる未来の出来事も含めて 何をどーやっても自分の選択として 自己責任 人生を楽しむつもりでやればいいのでしょう と考えるのです
わたしは ネットのみで探して土地を購入しました 「よゐこは決して真似をしないでください」
60ハウスを賃貸物件にする
60ハウスを建てた後 何らかの事情で住まなくなったら 賃貸にするといくらになりますか とゆーのがこの項です
建物が大きすぎたり ローンを組んだのであれば 毎月返済額を下回ることができないから 家賃を安く設定することができません
しかし コンパクトな60ハウスなら 最初から家賃を低めに設定でき 単身者用のワンルームアパートにも対抗できそうです と湯山氏は予想します
仮にコンパクトな家(60ハウス)を1000万円程度で建て 20年の住宅ローンを組むと 返済額は45,000円/月程度で 生活保護の住宅扶助の上限より低い(2016年時 横浜市の50歳代単身で55,000円)ので 一般向け賃貸住宅にしても借り手には困らないと試算します
とゆー 万が一の場合の 湯山氏のお話でした
⇦ 現時点で 今から小さいおうち(タイニーハウス)を建てたので 引っ越ししてこれからくらそーという段階なので 「賃貸物件」として貸すなんて 考えたくもないのですが
そーゆーこともできるのですね また考え方の基準(家賃の)は参考になります
以上で湯山重行さんの「60歳で家を建てる」第6章は終了です 次回からはいよいよ最終章 第7章『人生は味わう』を読みます
ノボルでした
コメント