ノボルの視点ブログ 東北の空から(第269回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 

DIYもひと通り終了し この街で職に就くこともできました 11月も第2週になり新しい職場での学びもたくさんあります

前々回から ブログのタイトルが「ノボルの視点 東北の空から」になりました

朝の出勤途上で いつも夜明けの空がキレイなので思いつきました

今回は「向田理髪店」読みました(続き) です

冷え込み

今朝は冷え込みました6時過ぎの出がけは1℃ 霜が降りていました しかし予想最高気温は19℃です

わたしが勝手に名付けた「日の出坂」からひさしぶりに お日様が昇るのが拝めました 雲ひとつありません ご来光です

本当は 高山から見る日の出のことを「ご来光」とゆーらしいですが 低い丘のてっぺんから拝める日の出は わたしにとって今日の一日を祝ってくれている日の光です

「祭りのあと」補足

奥田英朗 著「向田理髪店」を読了して 感想を語っています

第2章にあたる「祭りのあと」について補足します 

夫がくも膜下出血で寝たきりとなって入院した高齢の夫人の話です 毎日病院に通うのは大変だろうと周囲の心配をよそに ひとりの時間を楽しんでいた とゆー落ちでした

免許を持たない老婦人は バスを利用していたらしいのですが ひとりの移動で買い物を楽しんだりして自分の気楽な時間ができたことが うれしそうでした

最近よく話題になる「おひとりさま」も実は境遇や経済的な状態より 自分の時間をどれだけ充実させるかとゆーことに重点をおく暮らし方です

「お金より時間に価値を置くこと」にパラダイムがシフトしてきたのだと思いました

奥田英朗「向田理髪店」と公開映画(2012年10月)

「中国からの花嫁」

40歳を過ぎても独身だった街に住む男が中国にいってお嫁さんを見つけてきたお話です

この男なかなか自分の嫁を皆に紹介しないので まわりはヤキモキします 男が「向田理髪店」の客だったことから ついに向田康彦が お嫁さんの歓迎会をするからと話をしにいく羽目になりました

わたしが北海道に住んでいた今から35年以上前には 中国からの移民の方はいなかったと思います

しかし現在わたしが住み始めた東北の街では 食品関連の工場で働く 中国やベトナムの人たちが多く見受けられます

そのように草の根レベルで 気が付いたらグローバル化していく方が 国家で覇権争いをするより平和なんじゃないかと思いました

「小さなスナック」

物語の架空の町 苫沢町出身の40過ぎの女性が 札幌から帰ってきて町にスナックを開いたことで 年代の男性たちが 店に押しかけるとゆー話です

わたしはミーハーなことが苦手で お酒も飲まないので このエピソードには共感を感じなかったのですが 刺激の少ない過疎の進む町では そんなことでもカンフル剤の効果があるのでしょうね

「赤い雪」

同名の映画のロケ地に苫沢町が選ばれ ロケ隊が主演の有名女優とともにやってくるとゆー話

実さい 東京のロケバス会社に勤めていた時は こーいった地方自治体のフィルムコミッションのかたがたがロケ地でのさまざまな打ち合わせや手配に尽力してくださいました

北海道の稚内では 滝田監督 吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」のロケ地として 歓迎の横断幕と共にロケ隊を迎えてくれましたし 2週間ほどの滞在期間中はミニ映画祭が開かれたり 歓迎パーティーを主催してくださったりもしました

この章の物語を読んで 住民側の視点から そーだったんだ〜 と思い当たることもいくつかありました

「逃亡者」

かって町の秀才だった男が 東京で起業したものの 詐欺をおこなったとして逮捕されるところを逃亡し指名手配されるとゆー話です

住民たちの同情的な気遣いで 大都会にはない情のある温かい結末を迎えます

さいわいとゆーか あたりまえとゆーか わたしのまわりには犯罪をおこなって逃げているひとも その前に犯罪をしたひともいませんでした

しかし 過疎の町でなくても 何かことを起こしたらその一帯はウワサで持ちきりになることは想像できます

この苫沢の人々のように 住民たちがお互いのいいところもわるいところもわかりあって 暮らしていける場所は まるでユートピアのように思えました

この話が最後のお話でした

「向田理髪店」はこの秋 映画化され公開されたとゆーことです 

こちらの舞台は 元炭鉱とゆー設定は同じですが九州のとある町だそーです

Netflixで配信があれば観てみたいと思います

今回は以上です

ノボルでした

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