ついの住処ーノボルの視点 わたしたちが小さいお家(タイニーハウス)を建てるまで

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(その5)

初めて 建築家の事務所というところを 訪ねました

その建築家の方の作品を WebやYouTubeで知ってから いろいろ調べて

また その作品のヴァージョンのひとつが 目黒でカフェとなっていて 実際見に行ったりしました

いま わたしたちが求める 質感やオシャレ度に 応えてもらえる住宅を建ててもらえるのではないかと 期待しました

アポイントメントをとるために電話をし 過去の作品に興味を持って こういう建物を建てたいと少し内容を伝えたら

「ちょうど いま東北の方に 似たようなものを立てようとしていて 先週もそちらの現場に行ってきたところです」と おっしゃいます

ますます 期待がふくらんで

「では ぜひお会いして お話しさせてください」と日時を お約束させて頂きました

事務所は渋谷にありました

事務所に入ると 書類キャビネットの上に いくつもの建築模型が置かれていました

わたしは 持参した建物の工作と 条件のメモを建築家の先生に提示しながら

「できるだけ 環境に負担をかけない 建物に住みたいのです」

「ものを あまり持たない 生活をめざして 断捨離しています」

「先生の作品の住宅『※※※ホーム』は ユニットごと トラックで移動できて 移設が容易にできるところが 気に入っています」

などと話をし

「このような条件で 『※※※ホーム』でこの模型のような建物を 設計していただけないでしょうか」

すると先生は

「そのような考えは まことで真っ当で よろしいかと思いますよ」

しかし 建築家の先生は まず わたしが考えている予算では むずかしいとおっしゃるのでした

わたしが提示したサイズの 建築物はむしろコスト高になり 小さいゆえに 内部階段が急になるので 建築基準が守れない どうしてもというなら もうひとつ大きいサイズで設計するしかない

また 内部をフロアがなく 天井を高くすると 内装をする段階で 中に足場を組まなくてはいけなくなるから そこでも追加で費用がかかってきます

さらに 考えているような 25坪ほどの土地を現場にすると 敷地に業者の車両を停められないから 近くに駐車場を借りたりしなくてはいけなくなる分の 費用も加算されます

ですから このサイズでも 1500万円以上で 見積もらないと採算が合わなくなります

「施主支給 という言葉を 聞いたことはありませんか この方法だと 幾分コストを抑えることができますし 外部の塗装を ご自身でおやりになるならば その辺も少し 削ることができます」

「施主支給を おやりになるならば 大変ですけど 大変勉強になりますが」

うーん そこで

「では その セシュシキュウというので お願いします」

といったら このあとどうなっていたのでしょうか

それはそれで おもしろかったかもしれません

しかしわたしは

「では 検討をさせてください もしまたお願いすることになりましたら その時は お願いいたします」と 事務所を後にしました

次に こちらの事務所を訪ねることは ありませんでした

わたしは 別の建築事務所を 探さなくてはいけない と 帰途考えていました

今回は ここまでにします

次回は 東京都近郊で 土地を探したことを お話しします

ノボルでした

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