ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第150回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その6)60歳で家を建てることの意義は? という話です

東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています

第1章締めくくり

湯山重行さんの「60歳で家を建てる」をテキストに 小さいおうち(タイニーハウス)を建てることと 湯山氏の提唱するコンパクトな平屋『60(ロクマル)ハウス』との相違を 考えています

湯山氏は 第1章の締めくくりとして 60歳で家を建てると人生が変わると 述べています

ひとつ 「生き方を変えるチャンス」 住まいごとコンパクトにすれば 軽やかに新しいことにチャレンジする環境が自然と整う

ふたつ 「家を負の資産にしない」親の用意してくれた資産(家)の価値が崩壊し空き家問題も発生している コンパクトで使いやすい家にし 将来の負担とならないように考える

みっつ 「子供に対する意思表明」 家に帰ってもあなたの部屋はないのです わたしたちは第二の人生を歩み出すのですよ と わが子に伝える

よっつ 「健康になれる トラブルも減る」 現在の新築の性能はすこぶる良いから

いつつ 「災害に強くなる」 (同上)

むっつ 「考えるだけでも前向きになる」 60歳で家を建てることを想像するだけで前向きな気持ちになれる

そして 今ある家を壊してコンパクトな家に建て替えるには 最低7ヶ月は必要で あれこれしているうちにあっとゆー間に1年が過ぎ去る 

慌てて考えるより 前もって計画しておくこと そのためには「60歳から先はどんな生活をしたいのか」をできるだけ具体的に 50代の頃からイメージをしておく

現在60代ならば 85歳 90歳まで新しい家でハッピーに過ごせるイメージが持てたら ぜひ家づくりにチャレンジしよう と湯山氏は述べます

さらに『60ハウス』を思いつくきっかけになった「米軍ハウス」の紹介があり 入間や座間などの米軍ハウスの今 また米軍ハウスに住む老婦人のリフォームのエピソードから

「こうして足腰が弱くなった今 この平屋の家はとても便利だ」とおっしゃられた老婦人は しかし「ひとりで暮らすには広すぎるので もう少しコンパクトに生活できる空間にしたい」との要望に応えて

元米軍ハウスに小さな仕切りを設け 空間をコンパクトに分けるリフォームをおこなったそうです 60ハウスには この時の体験が少なからず投影されている

これが 第1章の締めくくりでした

高齢になったら2階は不便か

自宅もバリアフリー化して 高齢になったときに備えましょう と よく耳にします

たしかに 人生の最後の最後には 足腰も立たなくなって 一歩も自力で前へ進めなくなる日が来るのでしょう

その時のことを考えて 平屋にしたり 手すりをいたる所に設けたりする必要はないと 思っています

手に入る土地の狭さが 2階建てにする要因のひとつとしても 狭い土地でも平屋がよければそうすればよいし 土地が広くても 2階建てもありだとわたしは思うのです

1階の寝室で有事におびえて熟睡できないなら 2階の寝室で安心して眠る選択もありでしょうし 

階段の上り下りがままならなくなったら その時は1階の居間で寝起きをするようにすれば いいだけです

また 2階にいくのさえ億劫になったときは すでに外出さえもひとりで難しくなっているのでしょう 

実際わたしの父がそうゆー感じでした しかしそれは最後を迎える何ヶ月とゆー期間だけでした

だったら 大好きな空間が 2階も含むのであれば ギリギリまで堪能する方が 幸せだと思います

わたしたち夫婦は 2階建ての小さなおうち(タイニーハウス)を終の住処にして 幸せに過ごしたいです

次回からシリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」は「60歳で家を建てる」(湯山重行 著 2016年 毎日新聞出版)第2章「60歳からの家と新しいライフスタイル」です

ノボルでした

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