ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第161回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その16) 

湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の第3章から 60ハウスの間取りについての項を読んでいきます

わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています

建築家の湯山重明さんと同世代のわたしが考えたことに どこか共通した点があるのではと 氏の本をテキストに 小さいおうち(タイニーハウス)を検証しています

田の字型間取りとは

昔の農家住宅の間取りは田の字型だった 南関東から九州あたりにかけて広く分布していた様式 だそうです

核家族化で個人のプライバシーを重視して個室が造られるようになって 敬遠されるようになった とゆーことです

60ハウスでは ライフスタイルの変化に対応できるように ゾーン分けして田の字をイメージした間取りの仕様です

ダイニングキッチン 居間 ふたつの個室の4つのゾーンに分かれます

仕切りは壊したり移動できたり ライフスタイルの変化に応じてフレキシブルに対応できるようになっています 田の字なので回転 反転した間取りも可能で これが基本プランだと 湯山氏は提案します

DIYスケルトンプラン

壁や天井をDIYで塗ったり造ったりするプランだそうです ⇦塗料のことや 道具類 養生など今ならネットで動画を調べることもできるし 色々必要なアドヴァイスをもらえるなら 挑戦するのも面白いですね

増床プラン

田の字間取りの基本プランに加えて4帖程度の趣味部屋を設ける

延べ床面積は99.37平米になり 必要な土地の広さは約166平米(50.21坪)となるそうです 基本プランから8坪増えることになります ⇦だったら個室のひとつを2〜3帖ほどで仕切るかな もともと個室はいらないし でもオプションがあるのはいいと思います

60ハウスの玄関や窓 断熱

60ハウスの玄関は畳1枚分の広さ 段差は20cm 最初から段差をつけない施工も可能です ⇦小さいおうち(タイニーハウス)の玄関は半畳もありません デザイン上2階への階段と 浴室の間がろう下になります 形も正方形でなく台形です しかし靴箱がわりにベンチ式のチェストを造作しました 履き物の脱ぎ履きに便利です

窓はペアガラス入りのアルミサッシ とゆーことです ⇦小さいおうち(タイニーハウス)の窓は ウッドデッキに出る部分以外は 全てすべりだし窓を採用しています 準防火地域にあたるためワイヤー入りの曇りガラスです

断熱材はグラスウール ロックウールを敷きつめる 充填工法を用いるそうです ⇦多分 同じ工法だと思います また 小さいおうち(タイニーハウス)は東北に建てたため 断熱は寒冷地仕様として十分なものです

60ハウスの耐震性

60ハウスは平屋のため 軽量なので耐震性能の確保は容易だとのことです ⇦小さいおうち(タイニーハウス)は2階建てですが 建坪が小さい分全体的に軽量です

品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)が定める耐震等級Iの耐震性能に沿った仕様だそうです ⇦小さいおうち(タイニーハウス)も耐震性能は確保されています

60ハウスの建築費

地域や工務店の違いで 100〜200万円の幅があるとのことですが 見積ると以下のようになるそうです(2016年現在)

《基本プラン》970万円 《増床プラン》1050万円 《スケルトンプラン》910万円

建物以外にかかる工事金額 ・・・仮に45坪程度の開発分譲地だと 別途費用は85万円ぐらいが目安(但し 外構工事は含まず)とゆーことです

また 外部給排水設備費用 ・・・35万円〜 合併処理浄化槽工事 ・・・50万円〜 準防火仕様 ・・・50万円〜 地盤調査 ・・・5〜10万円 地盤補強工事 ・・・50万円〜 ⇦小さいおうち(タイニーハウス)を建てた土地では60万円ほどかかりました(2022年現在)

外構工事 ・・・50万円〜 ⇦小さいおうち(タイニーハウス)ではDIYでやるつもりです 手に負えないようでしたら業者さんに頼むつもりですが・・・ 

古屋解体費用 ・・・100〜200万円(80〜100平米の一般住宅)⇦関西の実家の解体は遺品処分も含めて350万円ほどかかっています(2020年実施)

工事費以外にかかる費用として 建築確認申請費用が50万円〜 水道局加入金/

水道局手数料(地域によて異なる) があるそうです

とこんな具合に 本体の建築工事日以外にも さまざまな費用があります 見積もりを出してもらって 契約を結ぶまでの間に 「重要事項説明」をしてくれますが 見積もりの金額には 建築費以外のどの費用も含まれているかその場で 要確認です

今回は以上です

次回は「60歳で家を建てる」(湯山重行 著 毎日新聞社出版 2016年)から第4章に入ります

ノボルでした

コメント

タイトルとURLをコピーしました