ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第176回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

シリーズ「60ハウスvs小さいおうち(タイニーハウス)」(その27) 湯山重行さんの「60歳で家を建てる」の後半になります 第5章「建築家が教える家づくりに役立つコラム」からです 項目数が多いので 数回にわたりお話ししています

わたしたちは東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 2022年も8月に入りました 今月はいよいよ引っ越しです ただ今絶賛準備中!です

今回は 「戸建てかマンションか・・・」 他 です

マンションの友人の話

湯山氏の友人が400世帯の分譲マンションに暮らしていて そこへ遊びに行った時の話

まず エントランスで待ち合わせをして 管理人のおじさんがいて さらにオートロック機能で そのセキュリティーに感心したといいます

「ちょっとゴミ置き場に寄るから」と友人は両手にゴミ袋を持って現れたそーです そこでマンションの専用ゴミ場は いつでも出すことができるので便利だと思ったといいます

半面 毎回エレベーターで降りるのも大変だとも思ったそーです

友人宅は9階 マンションは平屋だなとか思いながら バルコニーからは遠くに江ノ島が見え 吹き抜けていく風が気持ちよかったといいます

ところが 子どもが部屋から走りながら出てきた時 「走るな」と下階からの苦情を気にする友人の姿を気の毒に感じたのでした

また マンションの規約や構造上の制限から 大胆なリフォームはしたくともできないと友人から聞かされます

マンションには管理組合とゆーのがあって その理事をしているこの友人の話では 間も無く築12年を過ぎ大規模修繕の必要から 400世帯からさまざまな意見 要望を聞かねばならず その調整が大変だ とも聞かされました

人生の上で一番大きな買い物を 価値観の違う多くの人と足並みを揃えなければいけないのはなんともリスキーだと湯山氏は述べます

そして自分には一戸建てがあっていると改めて認識したそーです

⇦ 東北に小さいおうち(タイニーハウス)を建て 今月いよいよ引っ越しをおこないます

わたしの頭の中に もともとマンションか一戸建てか とゆー問いがあったわけではなくむしろ 賃貸か持ち家(マンションも含め)かで ながいこと賃貸を選択してきました

しかし この先を見据えて 住居とゆー不動産の所有権を獲得しようと決めたのは ここ2年ぐらいのこと 令和になってからのことです

都心の格安中古マンションも現金で支払えるならと検討したこともありました しかし現状の賃貸アパートより ほぼグレードダウンした間取りばかりでした 特に許容し難かったのは 俗にゆー3点式ユニットバスでした バス トイレ別は譲ることが出ませんでした

湯山氏の記事にあるように マンションの管理組合とゆーのも 面倒くさいと思っていました 賃貸住居もあえて管理組合のない世帯数の少ない集合住宅を選んできました

やっぱり一戸建て

湯山氏は 娘さんが小学生になった時に家を建てたといいます

そのころの愛車は中古車の赤いミニで よく故障したそーですが スペース効率のよく考えられた設計の車は 当時の国産の軽自動車よりも車体が小さかったにもかかわらず 車内は驚くほど広かったらしいです

車も家も所有することで愛着が湧き大切にする気持ちが生まれます 調度品の扱いや 室内での移動 掃除にしても優しくていねいになった 庭の手入れもよくやった と湯山氏は回想します

アパート時代にはなかった感覚だそーです これを湯山氏は 家は住まい手を能動的にする力がある と表現されています

⇦ 建築士の湯山重行さん著「60歳で家を建てる」とゆー本を読みながら わたしたちの小さいおうち(タイニーハウス)が 住まいを考えるにあたって 専門家の方の意見とどのくらい乖離しているかを 検討し始め ほぼひと月になります

今回の 建てられた家に対する想いや 家族との付き合い方 またポンコツさに苦労させられながらも 愛でずにはいられないイギリスの名車ミニのエピソードなど まったく肩肘の張らないアットホームな雰囲気の方だなと感じます お会いしたことはないのですが

60歳手前で家を所有しようと考えるなんて 5年前ですらなかったと思います クルマだって経済的状況を鑑みて東京で持つなんてナンセンスだと思っていました

何かの縁で 人生の流れが クルマを所有して さらに東北に小さいおうち(タイニーハウス)を建てるとゆー展開にかわりました

所有したものとは今後 どのよーに付き合っていくのか 湯山氏の言う「能動的なはたらき」がクルマや家への意識をこれからも拡げてくれるのか それはこの先の人生をどー歩んでいくかとゆーことに等しいのかもしれないと 第5章を読みながら考えました

とゆーわけで 「60歳で家を建てる」(湯山重行 著 毎日新聞社出版 2016年)第5章は以上でした

ノボルでした

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