ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第87回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は「コンパクトシティの失敗と成功」です

コンパクトシティの他の事例

富山市は LRT(次世代型路面電車 Light Rail Transit)を環状線に走らせて 成功し 青森市はハコモノ行政の 典型的な失敗例

コンパクトシティを構築するには まず 自家用車を乗り入れなくてもすむ 利便性の良いコミュニティ交通を環状的にデザインすることが 手始めではないかと 思っていました それが 現実に富山市で コンパクトシティを成功させた要因のひとつでした

いっぽう 青森市は 新幹線停車駅の新青森駅が 街の中心部から4km離れていて まずそこを結ぶ コミュニティ交通を構築すべきだったと思います 青森市は「アウガ」という名称の 商業ビル(=ハコモノ)を作り集客を図りましたが 初年度から赤字でした

わたしたちの街は

わたしたちが 小さいおうち(タイニーハウス)を建てて住む 東北の中核都市は 一応コンパクトシティ構想を取り入れていると 聞きました

わたしがみる限り 街には平日 人やクルマの流入は少ないように 見受けられました 何を意味するかというと 街の中心に向けての 郊外からの上り方面への クルマによる通勤ラッシュは 存在しない ということではないかと 思います

洗練されたコニュニティ交通 例えば富山市のLRTのような環状都市交通は存在しませんが 何社も乗り入れ 何本もの路線を持つ 路線バスが コミュニティ交通の代替的な 機能を果たしているのでしょう

コミュニティ交通として 足りないと思うのは 街中の共通したイメージと 運賃の定額制の導入だと 思います

街中には 市民の税金を がぶ飲みするだけのハコモノはなく 逆に新旧の文化施設が存在しています まだ 一般の消費は 郊外型のショッピングセンターがになってはいますが 文化教養を求めて 市民が街の中心に集まってくる そーゆー感じの街です

街在住の 市民が 郊外に出て行くことなく 日常の買い物を 済ませることのできる コンパクトシティにふさわしい 商店舗があれば便利だと 思います

そういえば この街には 理由は分かりませんが アーケード商店街が ありません あってもよさそうな気もしますが なぜ無いのでしょうか

洗練された コミュニティ交通 または その街に似つかわしい利便性のある 交通網 そして 買って城下町であったこの街にふさわしい 商業エリアが 欲しいと思います

山形県長井市 レインボープラン

持続可能な街を実現していくためには 忘れてはいけないことがあります それは街から出る廃棄物です

以前 学校の敷地で「生ごみ堆肥」に取り組んでいるときに 山形県の長井市で「レインボープラン」という生ごみをコミュニティー内で循環させて 堆肥として農作物に還元している 仕組みに 市民全体で参加していることを知りました

現在は どうなっているのでしょうか

平成9年の開始から25年以上 5,000世帯が参加する 活動となっていました

しかし現在は ライフスタイルの変化で 生ごみの量が減っていたり 若い世代が 分別などに負担を感じたり 農家の減少など 課題が生じているようです

また 堆肥を処理するコンポストセンターの 老朽化に伴う修繕費の行政負担増 市民から 予算を 災害対策 子育て支援 高齢者対策 に重きを置いてほしい との声が 逆風となっている模様です

しかし このプランは SDG’s (持続可能な開発目標)と親和性が強く 17の目標の中には 4「質の高い教育をみんなに」があり 当プランの教育的意味だけでなく 全世帯の学び直しも考えつつ 意義や有効性を うまく次世代に 伝えて欲しいと 思います

また 長井市だけではなく 日本全国の地方創生のためにも これからでも もっと波及してもよい コミュニティの成功事例の一つではないか 考えます

持続可能な街づくりは 消費だけでなく SDG‘s目標12「つくる責任 つかう責任」の先に「廃棄物(ゴミ)の責任」をしっかりと おさえていかなくては いけませんね

今回は 以上です

ノボルでした

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