ノボルの視点 小さいおうち(タイニーハウス)で暮らす(第138回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

「宇宙とゴジラとBuck to the Future」という話です

東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 引っ越してこのおうちに住むまでは まだ少し時間があります ただ今 日々準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っています

日本科学未来館

このブログの第122回で 日本科学未来館に行ってきたことを お話ししました

この時は「ロボット展」を観流のが主な目的だったので 常設展はそれほど時間をかけて閲覧しませんでした

この日は梅雨時期の平日だったせいか 入館者もまばらで 旬を過ぎたハコモノといった雰囲気を この未来館は醸し出していたから とゆーのもありましたが 常設展を一通り観て退館した時 気持ちがどんよりしていたのは 別の理由がありました

未来館では ロボットのような科学技術の進歩ばかりを 手放しで賞賛しているわけではなく 将来未来を担う世代の責任責務に関しての提示がありました これがわたしの気分をどんよりさせた理由のひとつでした

「あなたは どーゆー未来を希望しますか」という問いかけで ゲームがありました

わたしは「いつまでも 安全 安心して きれいでおいしい水が飲めること」というカードを選びました その結果

「あなたが選んだ未来は あと30年で実現不可能となります」という回答でした

そして 「解決策」が 提示されていないのです

ゴジラの来襲

エンターテイメントの世界では 何かが突然襲ってきて 日常の平和を脅かします その象徴が「ゴジラ」です

時にはそれは タンクローリーや巨大なサメやエイリアンだったり隕石だったりしますが 大抵は退治されるなりで解決します

ところが現実は わたしたちに襲いかかる脅威は 突然ではなくじわりじわりとやってきて 巨大な〇〇と気づいた時には すでに機を逸してるのではないか と思われます

「ゴジラ」が名作なのは モンスターが人間の愚かな行為(核実験)から発生したという 寓話だからなのですが 

そーやって エンタメ作品がテカエシナカエ 提示してきたにも関わらず 現実は誰もモンスターが生まれるのを 笑って見ていただけでした おしまい

地球温暖化然り 原発事故然り 戦争然り 後戻りはできないのでしょうか

Buck to the Future

「バック トゥ ザ フューチャー(Buck to the Future)」(1985年 1989年 1990年 ロバート ゼメキス監督)という映画があります 3部作でこれも名作ですが 今週からなぜかTVの地上波にてこの3部作が放映されます

「チキン(臆病者)!」と挑発されたら 見境がなくなり失敗してしまう マーティー(マイケル Jフォックス)が マッドサイエンティストのドク(クリストファー ロイド)のタイムマシンで過去や未来を行きつ戻りつするうちに 成長する青春映画です

タイムマシンで過去にいって何かをしてしまったために 未来である現在が ガラッと変わってしまう また未来の情報を少し知るだけで 巨万の富を築くことができる

過去 現在 未来が 一本の線でつながっているから それを修正したり 変化させたりできる タイムマシーン タイムトラベルものの エンターテイメントコンテンツのエッセンスが 散りばめられた楽しい映画です

劇中でドクが 変わってしまった現在を 一本の線が枝分かれして2本になった図で 世界を説明します

前項で 世界の脅威を生み出してしまった過ちを なかったことにするため タイムマシーンが利用できれば いいのですが そんな便利な装置はリアルに存在しませんね〜

マルチバースの概念

マルチバースとは 宇宙はユニバース(universe) ユニ(uni)=唯一の 単一の マルチ(multi)=複数の 多数の からの造語らしいです

最近は「アヴェンジャーズ」シリーズなどで マルチバースが世界 宇宙の概念として 使われるようになった タイムマシンの時間の概念が古臭く感じられるようになってきました

これは わたしたちが 世界や宇宙を考えるときの 共通概念が変わりつつあるということでしょうか

毛利 衛さん

日本科学未来館名誉会長 毛利 衛(74 元 宇宙飛行士)さんは言っています

「(日本科学未来館の)館長をやって科学技術の限界も感じました 多くの研究者や経営者に会いましたが 人類全体のことまで考えている人は少ない」

「宇宙から戻り 世界中の名もない人々の活動がつながって過去から命を紡いできたことに気づきました」

「人類だけでなく他の生物も含めた『地球まほろば』を維持することが 私たちに課せられたミッションだと思っています」

答えは行動に

冒頭の「希望する未来」の存続の危惧に答えが用意されていない理由が わかりました

わたしたちひとりひとりの行動が 鍵になっていることを 毛利さんは「未来館」で伝えたかったのでしょう

わたしは「約束の地」をもとめて東北に移住します でもそこがゴールではないですよ と気づかせてもらったような気がします

ノボルでした

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