ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第52回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は 好きな映画について です

クエンティン タランティーノ

好きなものを 語るのは 難しいです なぜなら ちゃんと整理していないと 全てを語り尽くせないからです

山田五郎さんの You Tube番組「大人の教養講座」で美術について作品 画家 歴史 背景について シロートのわたしたちに 語りかけるように 解説してくれています 大変面白いので チャンネル登録して観ていますが 視聴者からこんな質問がありました

「山田さんが いちばん好きな 画家は 誰ですか」

「この質問が 一番困るんだよな〜 なんでみんな いちばんて決めたがるのかな〜 みんな好きに決まってるじゃない」

と 答えていました わかります! って 感じです

ところで クエンティン タランティーノ(QT) が好きです 映画は好きですが 監督の名前で 作品の登場が待ち遠しいのは QTだけです

パルプ フィクション

「パルプ フィクション」(1994)以来の この監督作品はすべて見ています 「レザボアドッグス」(1992)の登場は 見逃しています ちなみに「レザボアドッグス」でQTが描いた犯罪世界観は その後の作品の世界に少しずつ 登場しています とは わたしよりももっと 映画が好きな 息子の話です 

「パルプフィクション」も 犯罪映画ですが ジョントラボルタ サミュエルジャクソン が演じる プロのギャング と 彼らのボスに八百長試合をさせられる ブルースウィルスのロートルボクサー の話が 軸になって 時間が前後しながら オムニバス風に描かれていきます 

この作品の面白さのひとつに 会話があります

わたしが いちばん笑うのが トラボルタ演じるヴィンセント と サミュエルジャクソン演じる ジュールスが 誤って撃ってしまった 垂れ込みやの黒人少年の死体の始末に困って タランティーノ演じる ジュールスの知り合いジミーの家を 訪ねる下りです

ジミーは 一般市民です 朝からギャングの訪問を受けて 不機嫌になっています

ジュールスが察して 会話を紛らわします

「うまそうな コーヒーだな 俺たちにも 一杯ずつ入れてもらおうか」

「うまいに決まってるだろ 豆を買って自分で挽いてるのだから」とジミー

「ずいぶん 愛想なしじゃないか」ジュールスが伺います

「おれんちの前に 『ニガー(まま)の死体預かります』という看板が 立っていたか」とジミー

「いや そんなものはなかった」

「当然だ おれんちは ニガーの死体をあずからないからな」

この会話だけで ジミーが ギャングたちと対等な立場を 保っていることが わかります これが 日本映画だと ジミー役は 演技過剰に うろたえたり わめいたり しそうですね 

デスプルーフ

QTがB級というか C級を目指したかのような 「デスプルーフ」という作品があります

グラインドハウスという B級映画専門の映画館で 2本立てでかかったという うちの1本という前提です もう1本は カンフー映画か何かです 

「デスプルーフ」は 変態スタントマンの殺人鬼への 復讐劇です カートラッセルが演じます 最後は モノホンのスタントウーマンに 変態スタントマンが 完璧にボコられる結末です

ネタバレをしてしまいましたが この作品は QTの往年のカーアクション映画への オマージュが随所に見られます 

白いダッジチャレンジャーは 「バニシングポイント」でバリーニューマンが 大陸横断の賭けで失踪した車そのものですし 黄色いフォードマスタングマッハⅠは 「バニシングin 60」や「60セカンド」でエレノアという名前を与えられて登場した車への オマージュ 

また カートラッセルが乗る 黒いシボレーノヴァのボンネットの先には 黒いゴムのアヒル(ラバーダック)のオーナメント これは サムペキンパー監督 クリスクリストファーソンが演じるトラック運転手が乗る MACK製18輪トラックの ボンネットについていたものと同じです 主人公のあだ名(CB無線のコールネーム)が ラバーダッグでした

などなど

今回のアイキャッチ画像は 「デスプルーフ」のDVDジャケットの写真を 模写したものです

似て非なる

品川ヒロシ監督の「サンブンノイチ」(2014)を観ると あーこのひとも QTにあこがれたくちだな と思いました 出来事を前後させたり ピンチの場面なのに 会話が面白かったり あと 主要人物が あっけなく最後を迎えたり QT映画によく観られる 手法を使って撮られている映画です 

元ネタは 木村半田の同名小説ですから スラップスティックなコメディーものとしては 作りやすかったのだと思いました しかしQTをこえるまでは いってないと思いました 

窪塚洋介はカッコイイし ブラマヨの小杉のキャラは面白いのですが 歌手の中島美嘉もよい味を出していました 面白い映画でした

品川ヒロシ監督 頑張ってください

ガイリッチー

マドンナの元ダンナの ガイリッチー監督も 完成が楽しみな作品を たくさん作っています ハズレもありますが 最近では「ジェントルメン」(2019)は面白かったです

「ロックストック ツー スモーキンバレル」や「スナッチ」あたりは QTの亜流のような感じでしたが カメラワークは独特で 演出はオシャレで 独自の犯罪世界を想像しているし この後も作品が楽しみです

小さいおうち(タイニーハウス)のミニシアターで

画面は 大きくなくてもよいです 小さいおうち(タイニーハウス)の1階の壁に「壁掛けTV(モニター)」を取り付ける予定です

そこを わたしたち夫婦の ミニシアターにしたいと思っています 過去に観た映画も 新しい映画も DVDやネット配信で 楽しむつもりでいます

今回はここまで

ノボルでした

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