ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで 第17回

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある都市の片すみに 小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建てます 

そこを「ついの住処」として 穏やかに暮らしていく準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は のぞいてみて くださいね

前回は 地鎮祭が終わったあと 地盤改良 基礎工事などについての お話をいたしました 今回は 断捨離についてです

本を捨てるなんて

引っ越しを何回か経験して 何十箱と梱包した段ボールの中でも 最も重いものが紙類 書類や書籍です

いくつかある趣味の中で 「クルマとバイクの趣味」をやめた お話しはしました

いくつかある趣味の中で 「読書」について 今回はお話します

「読書」は ツマとわたしの共通の趣味です 読むジャンルは違いますが 向き合う姿勢も違いました 

わたしにとって「読書」は軌跡でした 

どういうことかというと 読んだ本や これから読む本も含めて 本棚(書架)に見えるように収納されているものでした 読んだ本で 過去を思い出し これから読む本に 未来の時間の過ごし方に 思いをはせるのでした

好きなハードボイルド小説に出てくる料理のレシピが カラーのイラストで書かれた ハードカバー本がありました

ツマも読んでいたシリーズの物語に出てきた料理のページがあったので 貸してくれ といいますので 貸しました ツマはそれを 浴室に持ち込んで 湯船に浸かりながら読んだので 居眠りをして 湯船に落としてしまったのです

きれいなイラストのページは 乾いても しわだらけです

その本は 捨てました

わたしは ショックでしたが ツマは捨てることに 平気でした

本をためこまない

わたしのような 本との付き合い方をしていると 蔵書がどんどん増えていきます 収納する場所にも 困ってきます 

一時は 趣味の雑誌や 週刊コミック誌も 捨てずにとってありました コミック誌などは 部屋の一角を 平積みにする場所ときめ バックナンバーが揃っていくのを 見るのも 楽しみでした まだ実家で暮らしていた高校生ぐらいの時の話です

社会人になって 所帯を持って 社宅やアパートを何度も 引っ越しをしましたが わたしの蔵書は いつも ついてきました 本は捨てるものではないと 思っていたからです

いっぽう ツマはどうしていたかというと 大切な本だけが ボストンバッグのような 手提げひとつに 入っているだけでした ツマもわたしと同じくらい 本を読むのです

ツマは 読み終わった本は たいていはためこまずに 捨てていたのです

蔵書との付き合い方

読書という趣味は ひととくらべる趣味ではありません自分は 月に10冊読むけれど あの人は 月に50冊はいけるらしい とくらべたりしません

また 小説を読むひとより 新書を読むひとのほうが どうとかも 無意味です

わたしは いつも本が必要でした 外出する時も トイレでも 風呂に浸かっていても そして 読み終えたら 本棚に戻しました 

本棚の本は自分の軌跡で 自分の空間を 知的に演出するのに必要なアイテムだと 思い込んでいたのでした だから 読んだ本の履歴は そのひとを表す とも思っていました

今度引っ越したら本の居場所がないから

S区の今のところに引っ越してきて5年以上になりますが 以前暮らしていたK区のマンションから 転職をきっかけに 通勤とそれまでより下がった給料を考えて ロケーションと物件を探して見つけたのが 今の賃貸アパートです 

家賃がK区のそれとは 2万円ほど安いのも 決め手となりました おしゃれなデザインの室内でした ただ 部屋はリビングとロフトしかないのは 以前お話ししたとおりです

本や雑誌 本棚の置き場所がありません だから全部処分しました 

それから わたしの本との 付き合い方が変わりました

本は読んだら捨てる

処分した本には 画集や写真集などもありました 厄介なことに 大きくて 重いのが これらの大判の本でした また 読んだら捨てるといった 種類のものではなく 書架にあって時々取り出しては 眺める 癒しのアイテムでした

大きめのカバンや 箱を自転車の荷台にくくりつけ 自宅とブックオフを何往復もしました 風呂で読んで水分をすったものは 値段がつかないものもありましたが 全て持ち込んで 店舗の方で 処分してもらいました 

本棚と 内部がほぼ雑誌で埋まっていたベンチチェストは 分解して粗大ゴミに出しました

本を保管する場所がなくなりました 大型の本は買わなくなりました MOOKや雑誌類は必要な内容を利用して ある程度時間がたったら捨てます 必要な情報だけデジタルで残すようにします  将来 このような作業も手間がかかるので MOOKや雑誌は買わなくなると思います

娯楽で読む本は 読んだら捨てるようになりました 一部 神保町を歩き回って見つけた 絶版のハードボイルド小説などは 捨てきれず 引き出しのある収納ボックスに しまってありますが 例外を作ると 中途半端になりますから 次に引っ越すまでには 処分するでしょう

Kindle Paperwhite

最近は Kindle Paperwhite で 新刊書籍は 購入して読むようになりました

新聞の広告や書評などで 面白そうだなと思った本は すぐに調べてKindleにダウンロードします フォントを変えられます お風呂でも読めます 目に優しいバックライトなので就寝前に読んで 眠れなくなることもありません とても便利に活用できています 書籍類の断捨離が一気に加速しました

難点は 文庫本一冊よりも重いのと サイズが大きいので ズボンのポケットに入れてぶらっと出かける といった風には持ち運べないこと 図解やイラスト ヴィジュアル本 は ダウンロードしても見ずらいこと などがありますが 

ツマは i-Padにしてこの問題を解決しているようです

断捨離のこと 本に関してだけで 終わってしまいました

その他の断捨離については 次回以降に お話ししたいと思います

ノボルでした

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