ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第79回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は「サルとヒト」です

100匹目のサル

ニューエイジという言葉を追っていた頃のことです 「100匹目の猿(101匹目の場合もある)」という話を知りました イギリスの生命学者ライアル ワトソンが「生命潮流」という著作の中で 紹介したエピソードだそうです

日本のある島で 1匹の猿が 海辺で芋を洗って食べるという行動を 偶然始めました まわりにいたそのほかのお猿さんたちが 真似をし始めて 100匹に達した時 その行動は 群れの常態となったそうです

そして不思議なことに それらの猿とコミュニケーションを取る手段が全くない違う島にいる猿たちまでもが、同じ行動を取り始めました

という話です ユングの「集合的無意識」にも通じる現象として 人類の将来に警鐘を唱える多くの人が この話を取り上げ 世の中を平和的に変えていく 可能性として 紹介しました

世紀がミレニアムになって 今も この話をされる 多くの方々がいらっしゃるので そろそろ人類も 猿マネから 本当にかしこく成長しても よいのになあ

と思っていたら 最近「3.5%の法則」という説があることを知りました 読んで 全くこれは「100匹目の猿」ではないかと 思ったのでした

3.5%の法則

「社会のうち3.5%の人が参加した平和的な社会運動に参加することで 実際に社会のシステムが変わる」という法則が「3.5%の法則」というそうです

ハーバード大学で政治学を研究しているエリカ チェノウェス教授が 1900年から2006年の間に世界で起こったいくつもの社会運動を分析し 見つけた法則だそうです

平和的な運動は 暴力を使ったものよりも 社会を変える成功率は2倍も高い という結果も得られているそうです

テロによって 周りを恐怖に陥れ萎縮させるよりも 世の中を変えていく可能性が高いということですね

わたしは専門家ではないので 真偽のほどは わかりません

でも暗いニュースが 多い昨今 想像力が豊かな ネガティブなインフルエンサーが予言する ディストピア論より 現在の「100匹目の猿」論ともいえる法則に のっかてみる方が 気持ちが 穏やかで 幸せになれます

日本の人口の3.5%は約450万人と考えると この数でも多いなとも思いますが100万人都市なら35,000人です 20万人の街なら7,000人 

逆に100匹目のお猿さんの話を応用すると 100人に新たな気づきがあると2,800人のコミュニティなら 全員の意識が変わることになります

なんとなく 未来に希望が持てそうです

サルとゴリラ

からだの大きなサルが ゴリラだと 思っていました

サルとゴリラでは 社会構造が 違うそうです

サルは ボスザルを頂点に 階層社会をつくっています ボスザルは からだが大きくて力が強くて ケンカも強いサルがなります ボスザルにはさからえません

ゴリラの社会は階層がなく家族が単位でできていて ゴリラはケンカをしないそうです ケンカをして勝ち負けを決めず どちらが強いか弱いかという判断をしないそうです

ゴリラが興奮して ケンカが起こりそうになると 必ずだれかが仲裁にはいるそうです 例えば メスのゴリラが仲裁にはいると それぞれの顔をじっと のぞきこむのだそうです そうすると 興奮がおさまり お互い折り合いがつくという話を 読みました

ひとの社会は サルとゴリラ どちらに近いのでしょうね ひとはどちらの社会も 自分たちの選択で 作り上げることができる 能力を持っていると 信じたいです

平和な社会

平和を望まないひとは いません Pさんや Kさんですら 平和を口にします

競争があったから 技術が進歩して 世界は便利で豊かなってきました

競争が過熱して 取り合いが起ったり 1番になりたがって戦争が起こったり とられた側が取り返そうとして テロを起こしたり 口々に平和を叫びながら 殺し合いが起きています 

いっぽうで 第2次世界大戦を反省して 国際連合のようなものを 世界は作っています みんなわかっています 戦って勝ち取るよりも 話し合いで折り合いをつけることの 大切さを知っています

どうか 現在の戦争が 平和的な話し合いのもとで 終結してくれることを 心から願います

今回は ここまで

ノボルでした

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