ついの住処-ノボルの視点 わたしたちが小さいおうち(タイニーハウス)に住むまで(第36回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

わたしたち夫婦は 東北のとある街に小さな土地を見つけ 小さなおうち(タイニーハウス)を建て 「ついの住処」の準備をしています

このブログでは その過程や 背景となった考え方や 出来事などを 綴っていきます

興味のある方は このページに遊びにきてくださいね

今回は 子ども向けの「物語」についてです

「お手紙」という物語

アーノルド・ローベル作 「ふたりはともだち」(文化出版局 訳:三木 卓)というシリーズに『お手紙』というお話があります 日本語の教員をしていた時 小学校2年生の国語の教科書にのっていたので 授業で使用したことがありました

登場人物は かえるくんと がまがえるくん です

前回 啓蟄のお話をして この物語を思い出しました 

かえるくんは ともだちのがまがえるくんと 遊びたくてしかたがありません 寒い冬もすぎ 早く目覚めたかえるくん(このあたりがまさに啓蟄を思わせます)が がまがえるくんのおうちに 遊びにいきます

がまがえるくんはいいます「もうすこし ねかせてくれ 5月になったらまた来てくれ」 なんて 大変のんびりした まるで 落語の「八っつぁん 熊さん」のように繰り広げられます 「お手紙」は最後の方に出てくる物語です

かえるくんが いつものように がまがえるくんを訪ねると 元気がありません せっかくおうちの前に ポストを作ったのに 誰からもお手紙がこないと 嘆くのです

はなしを聞いたかえるくんは「待ってろ」と 自分のうちに戻って がまがえるくんにお手紙を書きます そして その手紙の配達を 郵便屋のかたつむりに 託すのですが わたしが笑ってしまったのは かたつむりが「オッケー すぐやるぜ」と答えるところです

かたつむりはどんなに急いでも かたつむりです

そのあと かえるくんは がまがえるくんのおうちに戻って 「お手紙は 必ずくるよ いっしょに待とう」と 玄関先にすわって ふたりでかたつむりの 到着を待ちます

それで がまがえるくんが たずねます「どうして お手紙が くるって わかるんだい 今までも こなかったのに くるはずないじゃないか」と

「ぼくが がまがえるくんに お手紙を書いたからさ」と答える かえるくん

えー バラすんかい そこは 言葉にごしてごまかさなあかんやろ! とツッコミたくなるんですが ふたりはしあわせそうに お手紙を待つのです

ようやく お手紙がとどいて ふたりはそのお手紙を 読みます

という 物語です ご存知の方も多いと思いますが ひねくれていると ツッコミどころ満載なのですが 子どもたちは 大好きなお話しだそうです

ポスト

わたしたちの 小さなおうち(タイニーハウス)が建ったら 前面道路から 玄関まで5mほどあって そのアプローチは おうちが建ってから のんびりとDIYするつもりです

しかし 郵便物がとどくポストは 玄関ドアに設置しないで ドアの前に支柱をたてて取り付けるタイプを選んだので おうち完成時には できています 

木の支柱に パステルグリーンの 金属のポストがつく予定です

メッセージのやりとりが メールやラインになった時代 ポストの出番は減ってくるのでしょうが 「お手紙」の がまがえるくんでは ありませんが ポストが玄関先にあると

郵便物の到来が 待ちどおしくなるのかも しれませんね

のんびりとした 時間がながれる 穏やかな生活のシンボルとして ポストが立っている そんなイメージです

余談ですが 「ゲゲゲの鬼太郎」のお化けのポストも そんな感じで 立っていましたね ちょっと傾いて

今回は ここまでです

ノボルでした

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