ノボルの視点ブログ 東北の空から(第338回)

小さなお家(タイニーハウス)で暮らす

東北のとある街の小さな土地に 小さなおうち(タイニーハウス)を建てました 

この街で職に就くこともできました ブログのタイトルを新たに「ノボルの視点 東北の空から」にしました いつも夜明けの空がキレイなので思いつきました

今回は「桃源郷」です

あの山の向こうは?

「かりぐらしのアリエッティ」とゆーアニメを観たことがあります

人間のお家に住み着いている小人たちのお話でした

そのアニメを映画館で観た後 東京都江東区にある「東京都現代美術館」でその世界観を小人の視点で再現した実物大?の展示を観に行きました

小人の視点で人間界を見たら 日ごろ見慣れた 家具や道具がとても巨大なものに見えるのですね

その時のことを思い出しながら 小さいおうち(タイニーハウス)のお庭に生い茂った ホワイトクローバーの林を

きっと小人だったら とてつもない密林にみえるんだろうなと ぼーっと眺めていました

さらに遠くに目をやると 石とも岩ともいえるもり上がって 芝がぼっ ぼっ と生えているところがあります

あの山の向こうはなにがあるんだろう?

クローバーの密林を抜けて

巨大なクローバーの葉が傘になって 晴れているのに林の中は薄暗い 

アリが地面を駆け抜け コオロギやヨコバイがジャンプする そのつど大きくガサガサとクローバーの茎がゆれる

頭上をブンブンとハナバチの羽音 おもったより大きい音だ

時々 ミミズの穴に足を取られながら ノドが渇いたら草のつゆで潤し すすむすすむ

ようやく林を抜けた 目の前に茶色の地面が広がる 薄暗さから日の当たる場所へ 

目が慣れるまで 少し時間がかかる

山の麓

その先には緩やかな稜線を描く岩山がみえる 伸びつつある芝が斜面を覆う

ふもとまで いっきにかけた 

そこには一本だけ地中からのびたフキの葉が 旅の休息地のようにドームをつくっている

ひと休みする ミミズが話しかけてきた 「ナメクジハマイマイガシンカシタモノデスナ🌀△🎵〜」

「あの山の向こうには何があるのですか」わたしはミミズに問います

桃源郷

ミミズが語ったところによると このようなことです

自分はミミズなので岩山を登ることはできないのだが バターフライ(チョウのことらしい)からきいた話だと山を登って降りきったところはこの世界の終わりである

「緑色の鉄の柵」があって そこから先はいくことができないようになっている

でもチョウは高くとぶことができるので 鉄の柵も越えていくことができるのです

柵を越えたらそこは「トウゲンキョウ(桃源郷らしい)」といわれるところになるのです 

入り口にはウメの木(桃の木ではないのですか?とわたしは尋ねたのに)があって その実を食べると 千年寿命を延ばすことができるのです

とゆーことでした そしてミミズはそろそろショクジノジカンですからといって 土の中にもぐっていってしまったのでした

そこで わたしはこの山のてっぺんにのぼって とりあえずそこから「緑色の鉄の柵」をながめてみようとあるきはじめたのです

今回は以上です

ノボルでした

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